処置毎に0.5%リスクの手技で逮捕の可能性

処置毎に3%のリスクのあるのを行って、そのリスクにぶち当たると、逮捕される可能性が出てきました。・・・医者をやってるかぎり常に逮捕の危険性がますます・・・


Complications of central venous catheters: Internal jugular versus subclavian access-A systematic review.
Critical Care Medicine. 30(2):454-460, February 2002.

6つのトライアル(2010カテーテル挿入)にて内頚靜脈、鎖骨下静脈カテーテルで 3.5%、0.5%の合併症発生率で、相対リスクは 4.70(95%CI 2.05-10.77)




静脈と動脈取り違え処置 患者死亡で、県警捜査

共同通信
 千葉県市原市の県循環器病センター(龍野勝彦センター長)は27日、約2年前にカテーテルを静脈と誤って動脈に挿入する医療事故があり、入院していた70代の男性患者が25日に死亡したと発表した。 同センターから26日に連絡を受けた市原署は、死亡した男性のカルテ類の任意提出を受けるとともに、センター長らから事情を聴くなどして、業務上過失致死容疑を視野に捜査を始めた



この記事から、想定される事態は・・・逮捕されない医者はいないという状態



逮捕覚悟で処置をするか、逃避するか・・・しか医者には選択肢はありません。

こんな馬鹿な国はおそらく日本だけでしょ・・・




循環器系の処置をしていたときは週3日×5例程度の鎖骨穿刺をしていたので・・・・勤務期間2年間
・全く逮捕されない可能性としては100%-(100%-0.5%)^(5回/日×3回/週×50週×2年)


処置毎に0.5%リスクの手技で逮捕の可能性_a0007242_1544218.jpg


∴ 逮捕される可能性 100%!




中心静脈穿刺に関係する医者はほぼ全員、ほりえもんや・村上さんと同じ経験をすることになるのでしょう。


救急や外科系・循環器系を含め、侵襲性の高い手技をめざす若いお医者さんたち・・・結婚前に相手に前科者になる可能性を告げ、家族ものとも後ろ指を指され続け、アウトローとして生きていくことを覚悟するか・・・現場から退散するか・・・真剣に考えなければなりませんよ。


ちなみに上記論文にはカテーテル感染のことも書かれていて、内頸8.6%、鎖骨下4.0%、他、血胸・気胸は1.3%・1.5%など・・・ますます・・・危険な仕事ですなぁ・・・



ご指摘がありまして、鎖骨下静脈穿刺の動脈穿刺発生確率:0.5%でした。訂正いたします。ついでにグラフ作成付記
(H18.6.30)


週1回鎖骨下穿刺をしている医者の逮捕確率
処置毎に0.5%リスクの手技で逮捕の可能性_a0007242_1594461.jpg

by internalmedicine | 2006-06-27 14:37 | 医療一般  

<< 血圧日内変化と心不全:夜間拡張... グラム陰性関連血液感染再興 >>