豊胸術脂肪注入は不適切と・・・


カリスマ美容形成外科医が話題らしい・・・我々貧乏開業医と対極にある存在なので、基本的には興味ないが、過去豊胸術に関してふれたことがあるので・・


豊胸術は乳首の感度を下げる

デンマークでは豊胸手術を受けた女性は自殺者が多い



話だけ聞けば、Autologous Fat Transplantation for Breast Augmentationなのだが、1時間程度でできるものなのだろうか?・・・マスコミ経由の話だから信用できないが・・・・

Reviewを閲覧しようかとおもったが費用も高いのでやめた


代わりに・・・ウェブで情報収集・・


自己組織を胸部に注入する方法は血小板ゲルを用いることでその成績が改善し手きている。脂肪は注射により吸引して採取される。10年間にて65例で、平均保持率は73%
患者満足度はたかい。合併症は小領域の溢血と、線状萎縮である。
シリコン注入を好まない患者への代換手段ということになる(参照


Fat transfer、いわゆる自己脂肪移植やmicro-lipoinjectionと呼ばれ、顔面などをpump upする手技。
しわ伸ばし手技としてpopularになりつつある。
他の体の部位にも使われつつあり、手の萎縮、手術後・外傷後の欠損部位などにも利用されつつある。ただ、乳房への適用は不適切。mammogramによる乳癌発見を困難にすると、American Academy of Cosmetic Surgeryのサイトに書かれている。

カリスマ美容外科医は、この豊凶手術として第一選択として問題ある手技に対して、なんらかの解決手段をもっているのだろうか?・・・でなければ・・・問題なのでは?

by internalmedicine | 2006-06-29 16:53 | Quack

 

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