手術の技量を簡単に図れるわけねぇだろ・・・

日本人の平均寿命が短くなったとのこと、小泉による犠牲者なのでは?・・・という疑念を持たざる得まい。(関連:http://intmed.exblog.jp/2868947/

今後の予測として、療養病床縮小による死亡率増加を懸念(メディカルウェーブ 2006年7月21日号)があり、病床数減少に伴い、インフルエンザなどの急性期疾患増加の時に医療対応は不能となるだろう。・・・今後5年、さらに死亡率は増加するのである。(厚労省役人自身がこの寿命減少はインフルエンザの影響といっているのだから、その対策をせずに医療用病床を減らし、インフルエンザ死亡数増加を待っているような施策なのである。:今の役人や大臣・総理は計画殺人立案者であり、本人たちは別部署か、引退したあと・・・ぁぁあ、なんという無責任な連中)

そして、また、馬鹿役人どもが・・・机の上でなにやらくだらん企みを起こしているようである。
-- 診療報酬:医師の技量で格差 「競争原理」検討へ----中医協 --




昨日、フジ・テレビのアナウンサーが「医師たちの抵抗が・・・」などとほざいていた。誤読に関して最低ランクに近いアナウンサーたちのランキングは公表されないのだろうか?・・・こいつらは、貴重な電波という公的資源を私利私欲に利用してやりたい放題が続く・・・


手術技量というのは
75%が意志決定、25%が器用さである
という指摘がある。
(Spencer F. Teaching and measuring surgical techniques: the technical evaluation of competence. Bull Amer Coll Surg. 1978;63:9--12.)

・・・これは、ブリストル事件を経たイギリスでの教訓・経験則だそうである。
(ブリストル事件:http://dr-urashima.jp/pdf/r-5.pdfBBC)
BMJ 1998;316:1917-1918 ( 27 June )


侵襲度に低い手術ほど手先の器用さが必要である。
技術的能力が手術のアウトカムに影響を与えるのだろうが、手術的な器用さとアウトカムの関連性を評価するのは不可能であろう。

手術速度というのが一つの定量化となりえるという考え
Br J Surg. 1995 Nov;82(11):1500-3. Lancet. 1998 Jan 24;351(9098):248-51
しかし、考えがあまりに粗雑であり、認容できるものではない。

症例数を数えることは、何らかの足しになるかもしれないが(Surg Endosc. 1994 Jun;8(6):721-2. )、結局、知り得る何もない。

客観的に手術テクニックを判断することは困難で、結局主観的な物差しのみではんだんされる。

トレーニング用の手術の正確さ(スピード以外に)を測定するバイアスのかからない、客観的測定法が開発されている。(World J Surg. 2003 Apr;27(4):390-4.)
こういったものでの測定が、ある技量の指標となるのかもしれない。
しかしながら、前述の如く、手術における個人の技量とは、Decision Makingの能力が大きく、手先の器用さはむしろ小さい手術で反映され、大きな手術では、スタッフや施設など個人の資質だけの依存するものでもない。


測定できないものを測定して、医療報酬上の評価を使用とする、無能な役人や諮問委員会のメンバーを評価する手段というものは世の中には存在しないものか?
・・・というより、悪政の限りをつくして、2-4年でポストを去り、その結果責任を問われない公務員というのは、医師の技量うんぬん・・・の前に、悪そのものである。



技量というスカラー量を持ち込むからには、クリニカル・アウトカムに影響を与えているというデータがあるんだろうなぁ・・・でなければ、また、妄想・詐欺である。
そろそろ、厚労省相手に医者は反旗を翻したほうがよいのではないか!2年程度で部署を変わるばか者どもが患者や家族を路頭に迷わせるようなことをきめるなんてことがおかしい。もし、まともな科学的根拠とやらを厚労省データでみたことがない。
今回の寿命が短くなったことと低医療費施策との関係があばかれることを先延ばしして、現場に責任を押し付け続けるのだろう・・・後年、その愚行は暴かれると思う



H18.7.27追記

医師会の爺さんたちが腰を上げたようである・・・私に言わせれば相変わらずの抜け策であるが・・・

◆医師の資質によって診療報酬に差をつけることには反対

日医としてはこの問題に反対するとの考えを示した。
(1)症例数を増やすために、技術的に難しくない手術を多く実施するということ
になりかねない。
(2)対象になった症例の重症度が反映されない
(3)外科医の能力を高めることには反対しないが、個人の能力を評価する指標が
今ははっきりせず、評価自体が非常に困難である
(4)現行の制度では、診療報酬を高くしても医師個人の収入になるわけではなく、
また、仮にそうなるようにしても医療機関にとっては良いことになるのかは
っきりしていない
(5)医師の能力は、各医療機関から出される情報などによって患者さんも加えて
評価するべきものである
(6)昨今の医療費抑制の流れのなかで、高点数をつけるということは新設された
保険外併用療養費制度の対象となるなど、混合診療の拡大に繋がる恐れがある
“V(^(I)^)V 日医白クマ通信 V(^(I)^)V”から)

日医は医師の技量評価可能かどうかについて言及していない。まず、妥当な技量評価が存在しないことを明言すべき。

患者評価を入れ込もうとしているが、主観的であり、patient-demand oriented policyにより多大な社会資源を無駄にしていることをちっとも問題にしてないようである。今更、大衆迎合的になっても、テレビドラマで医師会なんて悪者のポジションは変わろうはずもあるまい。・・・むしろ、頑固な技術集団であり、自制的な集団であり続ける方が結果的には評価されるだろう。医師の自己学習評価こそ今後重要視すべきで、学習しようともしない医師には去ってもらった方が同業者としてもありがたいとおもうのではないか。

ex.読売新聞
「子供の足に机を落として血豆ができた。看護師が最初に診て、診察までに20分も待たされた。自分たちの前は電気をあててる年寄りばっかりだった」
・・・こういう投書を投書もとの常識を疑わず掲載する新聞社のセンス→机上の空論で医療費を浮かそうとする馬鹿役人のセンス→日本の医療施策の貧弱さ→国民につけ・・・となるのだ

by internalmedicine | 2006-07-26 16:28 | くそ役人  

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