医療報道の問題

メディア・ドクター(http://www.mediadoctor.org.au/)なるものが日本医事新報で紹介されていた。

医療報道などを、その信頼性を評価する試みであり、野放図なメディアの医療報道の質を改善させたとされている。


日本にもぜひこういう制度が必要・・・テレビや新聞などの一方的な質の低い医療レベルの問題ある報道を放置していてよいわけがない


なお上記医師新報には、
①医療問題をすべて、『医療不信』と結びつけ、善悪二分し、医師そのもの、医師会などをヒールとして恣意的世論形成・促進
②台頭するメディアの権力、行政における“有識者”(その実態は経済団体そのものとその同意者たち)と政治記者(記者クラブなどの行政べったり)による作られた記事が跋扈
③メディアの医療記事報道のレベルをチェックするシステムがない
④カリスマ医師・赤ひげ医師など虚像を形成、興味本位の対象化して、メディア商品購買促進
実態は、手弁当の医療ボランティアである医師会という存在が、必ずしも一本化してないし、思想硬化した“指導者”たちへの不信もあり、入会義務化の前提としての受け皿ができてない・・・医師会へのメディアによりヒールの代表とされ、イメージが汚れすぎているなど・・・も言及


メディアにやられ放題だった医師側、気づくのが遅すぎ

by internalmedicine | 2006-07-31 11:09 | 医療一般  

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