東京の大停電に思う
2006年 08月 14日
http://www.snopes.com/pregnant/blackout.asp
都市伝説とやらに、だまされてることが多いものだと改めて感じる。こういうのが広まる一つの要因は物知り顔でしゃべるテレビ出演者たちなのだろう・・・
14日、東京で、大きな停電があったらしい・・・テレビ局によってはかなり大きな時間を割いていた。
当方の地域は台風常襲地帯で、在宅酸素療法・在宅人工呼吸患者にはかなり気をつかう。
台風と違い、全く突如災害である、停電は、不意を突かれた形でくるため、体制も取りがたいだろう・・・と、心配する。阪神の震災の時には、業者が粉骨し、サービスしてたらしい。今回はどうだったのだろう。・・・真のサービスというのがこういうときに現れると思うのだが・・・
2003年の北アメリカ停電の時に、あるED受診の分析だと、255名のうち23名が医療機器の問題で受診し、うち9名が酸素装置が働かないため、2名が吸引装置の不良、1名が両方。
22%が短期間入院せざる得なかった。
Acad Emerg Med Volume 11, Number 7 786-789,
こういう報告をみると、日本の在宅酸素・人工呼吸のメンテナンスというのはすばらしいと思う。
ところで、"blackout"ってのは、異義が多い。
意識消失という意味のblackout:アルコールがらみの短期記憶消失なども・・
混合診療反対運動の一環としてのブラック・アウト運動は、混合診療には身長であるべきと思うが、ブラックアウトという意味がよく分からないので参加しなかった。
報道規制という意味愛があることや、単なる運動のための運動であり、署名運動の方が実効性があり、受け身的な働きかけにもならないとおもわれたので・・・
お盆で暇な外来中・・・そんなことを思っていた
by internalmedicine | 2006-08-14 11:20 | その他