減量成功後の自己維持方法の手助け:対人的方法・インターネット利用が有効か?

いったん減量に成功しても、体重減少維持の難しさ・・・最終的には他の人からの介入があった方が維持成功するとのこと!

一度成功したダイエットがもとにもどることが多いので、維持スキルを教えるプログラムが必要。減量プログラムとしては、食事、運動、生活習慣改善を含むもので、初期10%減量し、健康上の利益をもたらす。しかし、多くのダイエット者(dieters)は次年1/3体重増加を生じ、3-5年で元に戻る。維持セッションが重要ということになるが、一度減量に成功した人への特化された、スキル教授方法の確立が重要となる。

第3相:face-to-face維持プログラム、インターネット維持プログラムの研究結果

A Self-Regulation Program for Maintenance of Weight Loss
n engl j med 355;15 www.nejm.org october 12, 2006

the Study to Prevent Regain (STOP Regain)、face-to-faceプログラムとインターネットベースのプログラムをニュースレターの対照群と比較
18ヶ月における体重再増加予防効果をみたもの


・automated telephone system (face-to-face 群)
・Web-based form (インターネット群)

以上のどちらかを用いたもの


開始時より1.4Kg未満の体重増加はグリーンゾーンで、positiveなメッセージを送るシステム、月1回グリーンギフト(グリーンガム、緑茶、緑のドル紙幣)が送られる
2.3Kgより増加した場合、減量努力再スタートを勧められる(投書の減量アプローチを用いるか、低カロリー、低脂肪食、身体活動増加を含む標準的な行動アプローチを用いる)
レッドゾーンの参加者は自信の体重減少成功時のストーリー、自己モニタリング日誌、カロリー・脂肪情報教本、歩数計、肉代替製品(Slim-Fast, Unilever)を含むプログラム開始ツールキットを用いて減量を推奨する。
レッドゾーン参加者はe-mail(インターネット群)か電話・人による方法(face-to-face群)によるカウンセリングが体重がスタート時に戻るまで行われる。
プログラムを通して、食事・運動行動(1日60分運動など)の推奨がなされる。


平均体重増加(±SD) は
face-to-face群:2.5±6.7 kg
インターネット群: 4.7±8.6 kg
対照群: 4.9±6.5 kg

face-to-face群と対照群では群間差あり(2.4 kg; 95%CI 0.002 ~ 10.8; P=0.05)

18ヶ月のおける2.3kg以上の体重増加比率は
対照群:72.4%
face-to-face群45.7%(対照群との絶対的相違27% 95%CI:14-39% P<0.001)
インターネット群:54.8%(対照群との絶対的相違 18% 95%CI:5-30 P0.008)

日々の自己体重測定は両群ともその実効性は高く、2.3kg以上の体重増加リスク減少と相関 (P<0.001).




“diet”ってのは食事だからなんか減量するという意味で使うのは疑問に感じるのだが、Websterでみても、“a regimen of eating and drinking sparingly so as to reduce one's weight ”ということで、すなわち、“減量を試みる飲食方法”、減量目的の食事法という意味では和製英語ではないようである。“dieter(s)”という表現があったので、ちょっと面食らった。

by internalmedicine | 2006-10-12 14:20 | 動脈硬化/循環器  

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