間接喫煙
2006年 10月 26日
"間接喫煙”(secondhand smoke)
・sidestream smoke:タバコの燃える端から立ち上るもの
・呼気のmainstream smoke:喫煙者の呼気成分
以前は、ETS(環境喫煙)と称されていたが、secondhand smokeの方が言い当ててると言うことで、現在はETSは使われなくなっている。
4000以上の化学物質
少なくとも250種類の毒性・発ガン性化学物質(The National Toxicology Program)
発癌物質50種超
小児への暴露
* 間接喫煙のリスクのないことが当然で、たとえ短時間の暴露でも危険
* 平均的に、間接喫煙の子供の方が非喫煙者より暴露リスク高い
* コチニン値に基づくと、米国では3-11歳で2200万人の子供、12-19歳で1800万人の子供が間接喫煙にさらされている(2000年)
* 家庭内に少なくとも一人の喫煙者がいると、通常の大人より喫煙暴露が有意に大きい
* 3-11歳の子供は非喫煙者の大人よりコチニン濃度が高い
* 喫煙者のいる仮定の子供は、喫煙者のいない家庭よりコチニン濃度が高い
子供への影響
*成長故に、間接喫煙の有害性は乳児・幼児、若年児童で特に影響が大きい。
*妊娠中の母体の喫煙および出生後の間接喫煙はSIDSの死亡リスクが高い。
*母親が妊娠中間接喫煙にさらされた場合、低体重児となるリスクが高い、より虚弱で、多くの健康問題リスク増加の可能性が高い。
*妊娠中の母体の喫煙・間接喫煙は赤ちゃんの出生後の他の赤ちゃんより肺に影響をあたえ、多くの健康問題を生じやすい。
*間接喫煙は、乳幼児・低学年児の下気道感染、気管支炎・肺炎の原因となる。
*すでに喘息を有する子供の間接喫煙は喘息発作回数・重症発作を増加させる。
*間接喫煙は、呼吸器症状、咳、痰、喘鳴、息切れの原因となる。
*間接喫煙児童は耳感染、特にチューブ挿入やドレナージ処置必要性と関連。
Tobaco Information and Prevention Source(TIPS)
by internalmedicine | 2006-10-26 11:04 | 呼吸器系