ドパミン・アゴニストで病的ギャンブルに陥る危険性
2006年 11月 08日
イーシー・ドパール錠の添付文書をみると・・・
レボドパ及びドパミン受容体作動薬を投与されたパーキンソン病患者において病的賭博(個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず、持続的にギャンブルを繰り返す状態)が報告されている。
ドパミンアゴニストが病的なギャンブルの引き金になる、それは、嗜好・娯楽を生じる脳の領域のドパミン受容体のsuperchargingにより生じているのではないかという仮説がある。(Psychiatric News August 19, 2005)
Doddらは、一部の患者でドパミンアゴニストへの反応することは、ドパミンD3受容体のコードの「遺伝的多型性」メカニズムに有るのかもしれないと推定している。
臨床経験はないし、わたしは、賭け事というのが大嫌いで、ギャンブル好きの人の気持ちが全く分からないのだが・・・
ギャンブル好きの人の病態生理解明につながるのだろうか?
by internalmedicine | 2006-11-08 18:03 | 医療一般