砂糖取りすぎは高リスク 膵臓がん
2006年 11月 10日
マルトースやラクトースなどの二糖類や他の甘味成分が厳格に除外されているか・・・少々吟味が必要なようである。
砂糖取りすぎは高リスク 膵臓がん、8万人調査で【2006年11月9日】
【ワシントン8日共同】ソフトドリンクなど砂糖をたくさん含む飲み物や食べ物を多く取る人は、そうでない人より膵臓(すいぞう)がんを発症する危険性が最大約90%高いとする調査結果を、スウェーデンのカロリンスカ研究所の研究チームが米医学誌に8日発表した。
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膵臓がんは治療が困難で死亡率が高い。研究チームは「血糖値を調整するインスリンを分泌する膵臓のがんと、砂糖の取りすぎによる高血糖とに関連があるのかもしれない」と指摘している
元論文:
Consumption of sugar and sugar-sweetened foods and the risk of pancreatic cancer in a prospective study
American Journal of Clinical Nutrition, Vol. 84, No. 5, 1171-1176, November 2006
既出だが、韓国での疫学調査で糖尿・高血糖との関係も報告されている
空腹時血糖、糖尿病、癌発生、癌死亡を130万人の韓国成人前向きコホート研究で検討。空腹時血糖と総癌死亡率と癌発生率の量依存的な関係を見いだしている。糖尿病の人では糖尿病のないひとにくらべ死亡率・発生リスクが高い、BMI補正でもその所見は変わらない。
JAMA. 2005;293:194-202.
by internalmedicine | 2006-11-10 16:46 | 動脈硬化/循環器