医療とネット情報
2006年 11月 10日
メディアが信用できるかというと、意図的報道が多く、悪意さえ感じることもも多く、メディアの種類を問わず、最終的な判断は各人に負うところが大きいと思う。
簡単に言えば、メディアリテラシーなのだが、・・・検索エンジンなどを用いて自分で確認しないひとが多いという・・・まだまだだなぁ(検索エンジンですら、信用できないというのに・・・)
ネットの医療情報、「情報源を確認しない」は75%
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0610/30/news029.html
米インターネットユーザーの80%が医療情報をオンラインで検索し、過半数がそれを参考にしているが、「常に情報源や日付をチェックしている」のは15%だった。
2006年10月30日 12時09分 更新
ほとんどのインターネットユーザーは医療情報をまず検索エンジンで調べるが、その出所や日付まで確認する人はわずか——米非営利団体Pew Internet & American Life Projectが10月29日、このような調査結果を発表した。
米国インターネットユーザーのうち、2006年に特定の疾病、治療法、ダイエット、エクササイズなど17種類の医療関連トピックのうち1つ以上を検索した人は80%に上った。そのうち66%は、一番最近オンラインで医療情報を見た時、最初に検索エンジンで探したという。最初に医療関連サイトにアクセスしたユーザーは27%だった。
検索で見つけた情報が、病気や体調への対処に影響したと答えたユーザーは58%、自分あるいは他人の健康維持のアプローチに影響したと答えたユーザーは55%に上った。医療情報をオンラインで検索している時に「適切な決定を下せると安心した」と感じたユーザーは74%だった。
ユーザーはオンラインの医療情報を信頼しているようだが、ネットで見つけた医療情報の出所や日付を「常に」確認していると答えたのはわずか15%だった。10%は「たいてい」確認していると答え、残る75%は「時々」確認しているか、「ほとんど」「まったく」確認していなかった。
しかし、オンラインでの医療情報検索が悪影響を及ぼした例は多くはなく、オンラインで見つけたアドバイスや情報に従ったことで大きな被害を受けたと報告したユーザーは3%だった。31%はネットのアドバイスや情報がかなり役に立ったとしている。
Googleは医師をも助ける?
診断の難しい病気ではGoogle検索が医師の助けになることも多いという調査結果が、医療雑誌で報告された。(ロイター)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0611/10/news056.html
2006年11月10日 14時15分 更新
インターネットに医療情報を求めているのは患者だけではない。
Googleのようなエンジンを使ったWeb検索は、医者が複雑な病状を診断する上でも助けになるかもしれないと、オーストラリアの研究チームが11月10日、報告した。
「われわれの調査によれば、難しい症例では“ググる”ことが診断に役立つ場合も多い」。オーストラリアのブリスベンにあるプリンセス・アレクサンドラ病院のハングウィ・タン氏はこう話す。
Googleがどれだけ役立つかを調べるため、タン氏は同僚とともに、医療雑誌に報告された診断の難しい26の病気について3〜6語の専門用語を選び、Googleで検索した。
上位に表示された中から症状に合致しそうな回答を記録しておき、正しい診断と照合したところ、15の症例(58%の確率)でGoogle検索が正しい答えを出していた。
「GoogleのようなWebベースの検索エンジンは、臨床医学における最新ツールになりつつあり、研修医はこれを使いこなせるようになる必要がある」。タン氏はBritish Medical Journalがネットに掲載した報告書でこう述べている。itmedia
by internalmedicine | 2006-11-10 23:11 | 医療一般