腰椎ヘルニアの手術:ランダムトライアルの難しさおよび評価の難しさ


JAMAのシリーズ論文:手術治験研究の難しさを現している


the Spine Patient Outcomes Research Trial (SPORT)はランダム化トライアルであり、標準のopen diskectomy vs nonoperative treatmentについて比較したもの

最初の論文はWeinsteinらが報告したITT分析であり、2年フォローアップ期間後diskectomyの方が痛み・機能の改善において良好であるという軽度であり、有意差のない差が報告された。

しかし、患者の多数が割り当て治療群から別の治療群へ移行したため、結論づけはできないとのこと

Weinsteinらの論文は、ランダム化拒否した患者の結果報告で、結果としてパラレル観察コホート研究となる。

手術選択患者では非手術群より疼痛・機能の改善が大きかった。

エディトリアルとして、Flumは、主観的アウトカムの解釈についてと、偽対照手術トライアルの価値について論述している。
2つめのエディトリアルとして、Carrangeeは、手術と患者の治療嗜好についての要因について論述している。



患者自体がランダム化されても守らなければその意義が薄まる。ITT分析では被験者がくじ引きと関係ないものを選択することも結果的には許されているので解釈が難しくなるのだろう。

一口に、ランダム化研究といっても、同様ではない。

by internalmedicine | 2006-11-22 09:22 | 運動系  

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