萎縮医療および低コスト医療を強要する流れ
2006年 12月 02日
なぜ不評かというと、ある事象に対して、相手の言い分(この場合は医師や病院の言い分)を聞かず、テレビ・タレントおよびタレントもどき医師たちの言い分だけを垂れ流し、一方的な番組作り・・・あるある大辞典の制作に係わっている日本テレワーク制作となれば、ある程度、その内容は、想像できるし・・・テレビ出演者のほとんどが医療事故被害者あるいはその関係者
現場は萎縮医療が進んでいる。すなわち、医療訴訟を恐れて、本来なされていた医療がなされなくなってきている可能性が示唆されている。
6人に1人が帝王切開・昨年9月の妊婦
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20061201AT1G3002430112006.html
今回の調査では、2005年9月中に国内で出産した妊婦の6人に1人が帝王切開だったこともわかった。少子化で出産の全体の数が減るなかで、帝王切開の割合は過去約20年間で倍増している。
背景には高齢出産や不妊治療によるリスクの高い出産の増加のほか、訴訟につながりやすい出産事故を避けるため早めに手術する医療側の事情があるとみられる。 (07:00)
その上に、経団連の言うがままのお上は、現場に、安全コストまで削減しろと宣う・・・
医療・介護の高コスト構造是正へ 諮問会議プログラム作成で合意
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kyousei_news/20061113ik04.htm
経済財政諮問会議(議長・安倍首相)は10日、社会保障改革の集中審議を行い、医療・介護サービスの効率化に向けて「高コスト構造是正プログラム」を年度内をめどに作成することで合意した。安倍首相が柳沢厚生労働相にプログラム作りに取り組むよう指示した。
会議では、御手洗冨士夫・日本経団連会長ら民間議員が、国民への負担増や給付削減を行う前に、医療・介護のコスト削減を徹底すべきだとして、2007年度からの5年間に、どれだけコスト削減できるかを示す数値目標の設定を求めた。これに対し、柳沢厚労相は「高コスト是正は重要だが、必要な制度改革を積み上げるべきだ」と反論し、今後、コスト削減に向けて検討すべき項目を諮問会議に示すことを決めた。
民間議員は、現在は出来高払いになっている診療報酬体系を、例えば風邪なら何点という形で包括払いにするように求めているほか、電子カルテ化や、長過ぎる入院期間の短縮化などを求めており、こうした項目が検討事項となりそうだ。
(2006年11月11日 読売新聞)
・・・電子カルテでコスト是正できるという根拠を示してほしいものだ・・・>EBMに基づく医療を推奨している厚労省や経済関係官僚さんたち
by internalmedicine | 2006-12-02 08:42 | 医療一般