脳トレは老人の認知機能改善に役立つか?

脳トレというのは今年のものだと思っていたが、昨年発売だったようである。

果たしてこういうゲームが脳に効く(参考)のか?・・・まだよく分からないが、以下のACTIVE studyを参考にすれば
1)記憶トレーニング
2)推論・論理的思考訓練
3)情報処理スピード訓練
の3つの要素が必要となるだろうと素人の推量すれば結構良いトレーニング機器だろう

ただ、うちの配偶者のように1ヶ月足らずでほぼクリアして、数独もクリアした人間への対処が必要であろう(彼女は、今、森のなんたらでくすぶっているようである・・)



Advanced Cognitive Training for Independent and Vital Elderly (ACTIVE) <JAMA. 2002;288:2271-2281.>で、平均年齢73.6歳の老人参加で10のセッショントレーニング(記憶、推論・論理的思考訓練(reasoning)、情報の処理速度(speed of processing))を行い、2年間フォローアップにて認知機能改善と関連とのこと
ADEAR解説
以上の続報ということになる。

JAMA. 2006;296:2805-2814.

Willisらの5年フォローアップ報告で、認知機能と自己報告及び日常生活機能のパフォーマンス測定。対照群と比較して、特定のドメインで介入開始から5年後まで認知機能の改善が見られ、ADL機能のパフォーマンス改善に役立つとのこと。

・論理的思考訓練群は、有意にIADLののdifficulty減少 (effect size, 0.29; 99% confidence interval [CI], 0.03-0.55).

・情報処理スピード訓練群 (effect size, 0.26; 99% CI, –0.002 to 0.51) も、記憶訓練 (effect size, 0.20; 99% CI, –0.06 to 0.46) も、IADLに有意な影響をあたえない。

・情報処理スピード増幅訓練では、ほかの2群ではみられない、毎日の情報処理スピードのパフォーマンス・ベースの機能測定において有意な効果を認めた (effect size, 0.30; 99% CI, 0.08-0.52).

・毎日の問題解決、自己報告IADL困難度に関してbooster効果は殿群でも見られない。

・どの介入群も5年間にわたって目標とする認知機能への効果が持続
(記憶: effect size, 0.23 [99% CI, 0.11-0.35]; 推論・論理的思考: effect size, 0.26 [99% CI, 0.17-0.35]; 思考スピード: effect size, 0.76 [99% CI, 0.62-0.90]).

・ブースター訓練は、推論・論理的思考(effect size, 0.28; 99% CI, 0.12-0.43) 、思考スピード (effect size, 0.85; 99% CI, 0.61-1.09)に関して付加的価値が認められた。


Shumakerらは、老人の、行動ベースの介入の認知機能・機能的パフォーマンスへの影響を議論している。

by internalmedicine | 2006-12-20 08:59 | 医療一般  

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