医療とWeb 2.0


医学wikipediaの話と言うことであるが、どうも、Web 2.0の話のよう・・・




Is a medical wikipedia the next step?
BMJ 2006;333:1283-1284 (23 December)
・・・・という論文から・・・・

Web専門家にとって、information technologyの概念の仲でも、Web2.0は定義困難な用語だそうだ。(http://www.oreillynet.com/pub/a/oreilly/tim/news/2005/09/30/what-is-web-20.html)。あいまいなフレーズであり、“platformとしてのWeb”とか、“architecture of participation”が、この“Web2.0”を表現するのに用いられる。

platformそれ自身の内在するbenefitより、最重要視されるべきは、“open sharingとcollaboration”スピリットであると、医学徒は思うとのこと。


分析と修正の連続を伴うウェブでの情報の“利用、共有、情報交換”が活発なほど
よりオープンに、そして創造的になり、より仕事に役立つようになる。

Web 2.0が人々にもたらしたものは、よりダイナミックな、インターラクティブなスペースであり、この新世代のインターネットサービスとデバイスは時折、social softwareとして語られそれは、、我々のウェブ経験を豊かにする効果があり、その効果は、情報が常に必要とされ、消費され、再解釈されたときに生まれるのである。

新しい環境は、参加者(医学および他)の高度に結合したデジタルネットワークで特徴付けられ、情報交換は個人の興味に限定されていたり、コントロールされているものではない(誤訳の可能性あり:注意)。筆者にとってはWeb 2.0のオープンアクセスは出版障壁からの解放であり、多国籍的な興味といったものが、特に圧倒的である(そうである)。

Web 2.0は通常、利用が簡単で、インターネットソフトウェア無料である。

BlogやWikiは、巨大な地理的な広がりを超えて参加と会話を促進する。情報提供デバイス、RSS feedsは、最新の医学知識について、持続的に、速攻、情報を与えてくれる。


UBC Academic Search—Google Scholar Blog:
http://weblogs.elearning.ubc.ca/googlescholar/archives/026453.html




website tagging organising tool:Web 2.0例示
Application Website Purpose
Bloglines www.bloglines.com RSS reader
Citizendium www.citizendium.org/ Expert wiki
Connotea www.connotea.org Online reference organiser
Del.icio.us http://del.icio.us Website tagging
Flickr www.flickr.com/ Photo sharing
Ganfyd www.ganfyd.org Medical wiki
Google blogsearch http://blogsearch.google.ca Blog searches
Google health www.google.com/coop/topics/Health Create your own search tool
MedWorm http://medworm.com/ RSS aggregator
SlideShare http://slideshare.net Slide sharing
Wikipedia http://en.wikipedia.org/wiki/ All purpose wiki
YouTube www.youtube.com/ Video snippets



podcastやvideocastのようなマルチメディアツールが医学校や医学ジャーナルでポピュラーになりつつある。
UBC Academic Search - Google Scholar Blog:
http://weblogs.elearning.ubc.ca/googlescholar/archives/023989.html



・Ves Dimov's Clinical Cases and Images:http://casesblog.blogspot.com/2006/05/physician-bloggers-talk-to-medical.html

・Ves Dimov's  How to Use Web 2.0 in Medicine?:
http://casesblog.blogspot.com/2006/05/how-to-use-web-20-in-medicine.html



RSSは情報過多に対する有効な対処法となり得る・・・テク大好き医者どもはRSS feedsをmobile deviceやiPods,、Blackerryに持ち運び、病棟回診の時にスキャンする。
digital sandbox遊びが好きな人は、オンコールの時に、Flickrなどの写真シェアリングソフトウェアやYouTubeでの医学ビデオsharingを楽しむ。

Googleのお話
・診断に役立つという話(BMJ 2006;333:1143-1145 (2 December)
・医師たちは検索ツールを用いてエビデンスを取り出し、文献にアクセスする。医師たちはこのツールをいかに用いるかを学習する必要が出てきたのである。
多国語対応にて、Googleは発展途上国にも数少ない情報検索手段として恩恵を与えている。



WikipediaUpToDateなどにも言及



Webは人類であることの反映である、しかし、同時に、願望の反映でもある。
所有者たちによるコントロールとその権限という概念が無くなるからという意味で、Web 2.0は出版界でもっとも影響のあるテクノロジーなのかもしれない。





日本では古い考え方に政府・行政も賛成のようで、言論を封じることしか考えていないように思える。

by internalmedicine | 2006-12-29 09:01 | メディア問題  

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