報道特捜プロジェクト 診療報酬の不正請求問題 

他人の架空請求騒ぎに巻き込まれたことがあるので、架空請求業者のやり口に多少詳しくなったので、日テレのイマイに関して好感を持ち、世の中悪いやつがいるもんだ・・・と先日の放送を見ていた。

民放得意の“姿を隠した匿名告白者”出現以降・・・雲行きに違う放送になっていた。このやり方は・・・マスコミの報道の信頼性を著しく損なうやり方である。他者には事実確認しようがないやり方。放送局免許という既得権を使い、当事者に抗弁を与えない形で、視聴者に、印象報道を行うことができるのである。

日テレをはじめとするテレビ局は、この“覆面インタービュー”が大好きなようで、払いティー番組で医者批判をしたいときに多用する傾向にある。フジテレビ・カスペでも同様な手法を用いていた。そういう不正を知っているなら所轄する行政や警察に届け、詐欺罪などで対する医療機関に処罰を与えるのが普通だろう。でなければ、捏造と思われても仕方がないのである。しかもその内容が・・・“胃の痛みに慢性胃炎の病名つけて”というのでは・・・医者だったらなんにも言っていないことと同じなのだが・・・一般の人は話の流れで悪いことと決めつけているのである。この局は確か自局アナウンサーの不祥事を報道しなかった局ではなかったかと・・・
テレビ局によるネット「世論操作」 請け負う会社の存在もうわさされているこの状況である。

V(^(I)^)V 日医白クマ通信 V(^(I)^)V(h19.1.11)から・・・

日本テレビ系列の「報道特捜プロジェクト」で取り上げられた、3.診療報酬の不正請求問題
 3.の番組では、(1)某クリニックが、自由診療部分の報酬を患者さんから受けたうえで、同じ患者さんに別病名を付して保険診療として架空請求していた問題と、(2)レセプトの審査委員から指摘を受けていたのにもかかわらず、それを放置していた社会保険事務局の問題を、審査委員会に問題があるかのようにすり替え、レセプト審査が身内の医師だけで行われており、全国各地の医療機関においても、恒常的に水増し請求が行われているかのような報道がなされた。

 これらの報道に対して中川常任理事は、(1)について、番組の内容が事実だとすれば、貴重な医療保険財源を浪費する許されない行為であり、当該医師には、厳正なる処分が行われるべきとの見解を示した。



医師会の抗議は遅きに失した感がある。医師会は圧力団体であるという印象報道によりすでに“医師会=悪者”と定着している。“白い巨塔”の時の“浪速医師会”は強烈なイメージを与えたのである。

なお、このとき、製薬会社は自らスポンサー離脱しているらしい。

今回のカスペや報道特捜プロジェクトのスポンサーに製薬メーカーがあったと聞くが・・・かれらは顧客である医師たちに、どう抗弁するのだろう・・・興味あるところである。

それにしても、覆面情報提供者の

by internalmedicine | 2007-01-15 14:15 | メディア問題  

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