バライティー健康情報番組

基本的にテレビというのはやらせだと、一般庶民がかいま見る取材でも実感する。
私が受験生の頃、なぜかNHKが取材に受験前日の宿泊ホテルに来た。そして、放送局員から、ホテルのドアを開けるところからお願いします・・・などと、取材をうけた同級生は言われ、いわれるがままに、彼は、一度置いた荷物を持って外に出た上で、はじめて部屋にはいるようなふりをして、ホテルの部屋のドアをかけていた。???・・・と、感じたが、そういう風にテレビというのはできてるんだなぁ・・と、はじめて知った瞬間であった。

こちとらは田舎に住んでいるので、フジテレビ系列の地方局から流されるテレビ番組を視聴している。突然、関西テレビが製作だから、すべて、責任は関西テレビ・・・と言われても、合点がいかない。しかも、日本テレワーク株式会社ってのは、テレビ東京のねつ造の時から私は知っていてマークしており、フジテレビと関係が深いこともWikipediaから知っていた。そして、あるある大辞典の製作に係わっているというのも知っており、例のフジテレビ・カスペの製作に主体的であったころも知っている。・・・故に、フジテレビがほおかむりしていること自体が信じられない。
知人の研究者も、この番組から取材依頼があり、結果に合致するような“実験”を求められ、彼は拒否したという話も直接本人から聞いている。
みのもんたの番組では、突然、本番にフリップを換えられ、趣旨通りにしゃべらされたという話を出演した医師から直接聞いているので、日本テレビもまるで関西テレビだけの話のような他人事ってわけに行かないはず・・・

各テレビ局を見ると、ほぼ同様に、ある番組、ある製作元請け孫会社、あるテレビ局だけと限定従っているように見えるが、やらせやねつ造というのは、放送局に普遍的と思う方が考えやすい。

以下のWebが参考になった
 ↓
関西テレビの歯切れが悪いもうひとつの理由
http://www.geocities.co.jp/SweetHome/8404/sono28.htm


・・・・人間ドック学会と仲良しの花王に関しては >




納豆と納豆キナーゼに関してはいちど洗い直したいと思うが・・・
必ず出てくる論文・・・
◆Purification and characterization of a strong fibrinolytic enzyme (nattokinase) in the vegetable cheese natto, a popular soybean fermented food in Japan.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=8280151
Biotechnology Research Laboratories, JCR Pharmaceuticals Co., Ltd., Kobe, Japan.

◆Transport of nattokinase across the rat intestinal tract.
Biol Pharm Bull. 1995 Sep;18(9):1194-6.
Biotechnology Research Laboratories, JCR Pharmaceuticals Co., Ltd., Kobe, Japan.
納豆キナーゼ(NK)80mg/kgをラット十二指腸内に投与し、腸粘膜からのNK吸収によるフィブリノーゲン分解能を見いだした。





何れも日本ケミカルリサーチ株式会社の論文のようである。

医薬品への検討も考えたのだろうか?その後開発の痕跡もないので、(まぁあり得ないが・・・)秘密裏に開発中か、サプリメント程度で回収しようと思っているのかもしれない・・・


健康被害を呈する可能性があるので、医療情報などはバライティー番組に適さない。
フジテレビ系のお笑いバライティーでインフルエンザワクチン接種をする回があり、マスコミのゴミ情報集めに熱心な頃であったので、録画までしてみていたが、“見事に筋肉注射で、よくお揉みになっている”お医者様が登場していた。なにやら“名医”という事だったが・・・マスコミの仕事というと尻尾振って登場する医者が多いようだが、自重いただきたい。


あるある大事典の公式ウェブサイト閉鎖したようである。
http://www.ktv.co.jp/070123_02.html

インチキ健康番組の手口を研究しようとおもっていた矢先なので残念だ

web.archiveなどをつかって検証するしかない・・・
http://web.archive.org/web/20060209032043/www.ktv.co.jp/ARUARU/


この番組に協力依頼をうけた医師の話を聞いたことがあるが、すでにテーマが決められていて、かれらの望む結果を出してくださいと、申し込んでくるそうだ。ふつうの研究者ならこの時点で断ると思うのだが、よほど人の良いのか、マスメディアの誘惑にまけたのか・・・専門家のへんな“コメント”があって・・・まぁ、いろんな意味で勉強になるサイトだったのに・・・

そして、ここに書かれてる業者さんたちは“あるある・・・”を利用した方々・・・
http://web.archive.org/web/20060103105715/www.ktv.co.jp/ARUARU/search2/mise/mise.html

このねつ造番組がその根底から調査されることはメディアの問題点を浮き彫りにするうえで非常に有益である。ところが3月には結論を出そうとしているとの関西テレビの社長の発言(NHKニュース:1月29日)・・・これ自体がおかしいのであり、限定的な調査のみの終わらせようとしている発言である。


これからはこの番組に出演した“研究者”や“専門家”たちが裁かれる場であるべき

それにしても・・・第4回(04.25)『こんな人がダマされる』・・・というのは是非見たかった!

by internalmedicine | 2007-01-29 23:53 | メディア問題  

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