テレビゲームばっかりしていると・・・視力が改善する?

“テレビゲームをやってると視力が落ちる”と母親が心配しそうだが、文字判別能力など改善効果があるそうだ。勉強しなければ、学校の成績は悪くなるかもしれないので注意が必要だが・・・



Rochester大学の研究者たちは1ヶ月のコースで1日数時間アクション・ビデオ・ゲームを行ったところ、約20%ほどclutter内の文字判別(眼科受診時用いられるもの視力表と類似した検査)を改善したと報告。 Psychological Scienceに掲載されるそうで、おもしろいことに、National Institutes of Health(NIH)が基金となっているとのこと。
University of Rochester News


ビデオゲームは視力表の最小ラインを改善することとなり、脳は視力情報を処理法を変化させる。丁度30時間後、視覚空間分解能を改善し、よりクリアに画像が見えるようになる。

ビデオゲームプレイヤーたちがプレイしている視野だけでなく、モニターを超えた部分でも改善があり、手レーニン具していない末梢でも、訓練している中心部と同様の改善効果があった。

弱視患者などでは、迅速に対象を同定するアクションゲームを作り出して、特別なリハビリテーションとして、視力活動性を改善させる事ができる可能性がある。

Rochester大学では、ビデオゲーム・プレイヤーの夢である、最新の360度バーチャル・リアリティーコンピューターを完成しつつある。



以前からこういう論文もあり関心が持たれていたようだ
Action video game modifies visual selective attention
NATURE VOL 423 29 MAY 2003 www.nature.com/nature(pdf)



動体視力って科学的定義がよく分からないが、考えてみれば・・・ 動体視力というのはテレビゲームで鍛えられるはず・・・で、剣豪に・・・と考えるのは日本人特有のようで、米国では識字能力などに関心が持たれているようである(http://www.gsk.org/results.htm)。

by internalmedicine | 2007-02-06 15:17 | その他  

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