大腿四頭筋筋力とCOPD患者の予後

大腿四頭筋の筋力が中等~重症COPD患者患者の死亡率を推定することとなる
Quadriceps strength predicts mortality in patients with moderate to severe chronic obstructive pulmonary disease
Thorax 2007;62:115-120

162名の患者のデータ(108名の男性、54名の女性)で予測FEV1 35.6(16.2)%
移植無し生存率は1年93.5%、2年87.1%
Cox regression modelで年齢とQMVC減少とともに死亡率増加
年齢 (HR 1.72 (95% CI 1.14 to 2.6); p = 0.01) とQMVC (HR 0.91 (95% CI 0.83 to 0.99); p = 0.036)は死亡率の有意な予測因子


原因なのか、結果なのか分からないが、BODE indexでは、と気道閉塞とともに、呼吸困難(D)と運動能力(E)とやせ(筋肉のやせを含め)が上げられている。

運動能力と やせ 両者に、大腿四頭筋が関係があるわけで、興味ある研究と思うのだが・・・





パワーリハがらみのパテントをとったがためにこの種の商品の価格高騰を引き起こし、市場を混乱させ、結果的に、筋トレの普及を阻害した厚労省は大臣共々・・・脳のトレーニングをした方が・・・

by internalmedicine | 2007-02-09 10:00 | 呼吸器系  

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