病院内での転倒は1000入院×日数比率6.12という数字

内科・神経科では6.12/1000病日・・・ということは1000小規模では毎日6
人、100床では2日に1回転倒事故が生じているわけです・・・

転倒を前提にして入院してもらわないと・・・

看護師との転倒比という比較・・・健康な人もこけるわけで



<院内での転倒の特徴と環境>
Characteristics and Circumstances of Falls in a Hospital Setting
J GEN INTERN MED 2004;19:732–739.
セッティング:1300床都会アカデミック病院13週間
内科、循環器科、神経科、整形、泌尿器科、腫瘍科、婦人科、小児科で報告。精神科と理学療法の転倒は除外

183名の転倒。平均年齢63.4歳(17-96)歳。多くは補助無し(79%)で、患者の部屋で生じる(85%)、夕方・夜間(59%)。半数が移動中(50%)で、これは65歳超が多い(83%vs48% P<.001)
移動関連転倒は外傷を伴いやすい(補正オッズ比 2.4(95%CI 1.1-5.3))。
内科、神経科でもっとも比率が高く(6.12/1000患者日)、患者/看護師比(それぞれ6.5、5.3)

【結論】病院内での転倒は若年・交連とも多く、補助無しの時が多く、移動中の出来事が多い。さらなる院内転倒予防に関して予防と外傷減少の研究が必要。

by internalmedicine | 2004-06-24 15:14 | 医療一般  

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