大豆(大豆サプリメントではない!)はメタボリックシンドローム閉経女性の代謝を改善する

“メタボリック・シンドローム”とやらの・・・うさんくさい概念()も、大豆が健康によい()だの・・・いづれも眉をひそめるのだが・・・一応、評価に値しそうな論文をみたので紹介する



Soy inclusion in the diet improves features of the metabolic syndrome: a randomized crossover study in postmenopausal women
American Journal of Clinical Nutrition, Vol. 85, No. 3, 735-741, March 2007

【背景】大豆食のメタボリックシンドロームへの影響に関してエビデンスが少ない
【目的】大豆食のメタボリックシンドローム、血中脂質、リポたんぱく、インスリン抵抗生、血糖コントロールに関する影響を決定するための研究
【デザイン】ランダム交差臨床治験、42名メタボリックシンドロームの閉経後女性を対照食(DASH)、soy-protein diet、大豆食を8週毎に食するよう治験
soy-protein期間:DASHの赤肉をsoy-proteinn置き換える
大豆期間:〃を大豆に置き換え

【結果】大豆レジメンはassessment-insulin resistance score(HOMA-R)をsoy-proteinに比較して有意に改善(%変化: -7.4 ± 0.8; P < 0.01) or 対照 (-12.9 ± 0.9; P < 0.01) )
大豆食は、soy-proteinに比較して血糖を減少させる((-5.3 ± 0.5%; P < 0.01) or 対照 (-5.1 ± 0.6%; P < 0.01) )
大豆レジメンはLDLコレステロールを減少((-5.0 ± 0.6%; P < 0.01) or 対照 (-9.5 ± 0.6%; P < 0.01) )
大豆食は対照に比べ、有意にCペプチドを減少させる(-8.0 ± 2.1; P < 0.01)が、soy-proteinは減少させない

【結論】メタボリックシンドローム閉経後女性の短期的な大豆消費は血糖・脂質を改善する。




大豆として食事をとるのと、大豆蛋白としてサプリメントとして摂食するのでは、やはり効果が違う。合成ビタミンも同様だが、食品としてとることと、成分の抽出摂取は違うということを認識すべきであろう。
工業製品物を“天然”(e.g. 天然ビタミン)と称したり、in vitroの成分の効用を誇大宣伝(週出物・・・)したり、食品の効用をその成分の効用とミスリードしたり(ビール酵母など)・・・

by internalmedicine | 2007-03-15 08:38 | 動脈硬化/循環器  

<< 頸部へのマニピュレーション:無... 疾患別リハビリテーション料の見... >>