インフルエンザ14歳男子、タミフル服用せず飛び降り

当地域ではそんなにインフルエンザはやってないが・・・

昨日からインフルエンザ7-8名程度
10歳代2名、タミフル拒否1名、タミフル希望1名
残り成人すべてタミフル希望


マスコミが“薬害”を作り上げる過程で述べたが
“Because of their low effectiveness, neuraminidase inhibitors should not be used in seasonal influenza control and should only be used in a serious epidemic or pandemic alongside other public-health measures.なるレビュー(Lancet. 2006 Jan 28;367(9507):303-13.)”をみれば、日本のタミフル処方の現状(インフルエンザ診断=タミフル処方という考え方)は反省すべきことは確か


そういうことを前提にして話をすすめるが・・・

タミフル“脳症”を作り上げる過程が、今までの反ワクチン運動と同様な過程にわだかまりと強い疑念を持っている。
統計学を理解している人しかニュースキャスターや評論をしてはならぬという規則を作ってはどうだろうか?
みのもんたのような表層的知識しかもちあわさない上に、感情的発言&断定的発言を繰り返すことで、現実に直面している患者やその家族、そして医療従事者に多くの混乱を与えていることをいつまでも反省するそぶりもない。




インフルエンザ14歳男子、タミフル服用せず飛び降り
3月23日3時7分配信 読売新聞
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/influenza/?1174602119

 西日本で先週末、インフルエンザにかかった男子(14)が、自宅2階から飛び降り、足を骨折していたことがわかった。タミフルは服用していなかった。

 主治医によると、この男子は15日、38度の熱があり、翌日いったん熱が下がったものの、17日未明に自宅2階から飛び降りたとみられ、玄関先で倒れているところを発見された。

 病院搬送時に熱があり、検査でB型インフルエンザに感染していたことがわかった。男子は「夢の中で何かに追われ、飛び降りた」と話しているという。

 タミフル服用後の「飛び降り」事例が相次ぎ、薬との因果関係が疑われているが、服用していない患者の飛び降り例はこれまであまり報告がないという。このケースは来月、厚労省研究班会議で報告される予定。

最終更新:3月23日3時7分


by internalmedicine | 2007-03-23 09:01 | 感染症  

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