非アルコール性脂肪肝炎(NASH)に対するウルソ+ビタミンE治療

NASHに対する治療に関してスイスの研究
Randomized placebo-controlled trial of ursodeoxycholic acid with vitamin e in nonalcoholic steatohepatitis.
Clin Gastroenterol Hepatol. 2006 Dec;4(12):1537-43.

UDCA 12-15 mg/kg/日
vitamin E 400 IU ×2/日


副作用のため離脱例なし
1、2年次平均ALT/AST有意に正常に減少が多い(P<0.05)
UDCA単独群では、ALT値は有意に下がったが、正常には至らなかった
プラセボ群では差異生じなかった


32名の二次生検例のうち、併用群組織学的改善例はsteatosis gradeのについて有意な改善をみとめた
両群ともBMIは有意な変化はなかった




Journal Watchで取り上げられた論文で、小規模研究で、結論的ではなく、大規模研究が必要だが、ウルソ単独よりウルソ+ビタミンEが有効

ウルソ錠の適用
慢性肝疾患における肝機能の改善
ウルソデオキシコール酸として,通常,成人1回50mgを1日3回経口投与する.なお,年齢,症状により適宜増減する.
C型慢性肝疾患における肝機能の改善
C型慢性肝疾患における肝機能の改善には,ウルソデオキシコール酸として,通常,成人1日600mgを3回に分割経口投与する.なお,年齢,症状により適宜増減する.増量する場合の1日最大投与量は900mgとする.

いつものごとく日本では使えない用量


ビタミンEに関して健康に関して有益でないという報告があり、今回の報告も、サンプル数が少ないこともあり、確信をもてないのだが・・・治療の方向性としては、そのように流れるのかもしれない。

by internalmedicine | 2007-04-16 16:58 | 消化器  

<< 睡眠時間が長い・・・・メタボリ... インターネット依存症 >>