食事1回にすると・・・脂肪量減少?・・・・健康には悪いようだが

“食事の回数と肥満には深い関係があります。1日に食べる量をまったく同じにしても、まとめ食いは、回数を分けて食べるより体脂肪が増加することが確かめられています”(http://www.kanto.maff.go.jp/syokuryou/faq/f_006004.htm)と信じられていると思うが・・・どうも気になる論文発見


食事1回だと脂肪量減少、ただ、他の動脈硬化要因は悪化しそうだが・・・


正常体重健常な中年で、食事回数を1回に減らした場合の変化

空腹感 
体組成の変化(脂肪量  、血圧 ) 、LDL  、 HLD  
コルチゾール  


A controlled trial of reduced meal frequency without caloric restriction in healthy, normal-weight, middle-aged adults
Am. J. Clinical Nutrition, Apr 2007; 85: 981 - 988.


fat massが食事1回だと減少しているのである

たしかに、2回以下の食事なんて不健康すぎると思われ、そういう論文が見つからない。


通常と比べて食事回数を増やした場合:nibbling(ぼつぼつ食べる食事) vs gorging(暴食)の比較で比較。

空腹時血糖 (8.5±2.5%) 、 LDL (13.5±3.4%) 、 apo B 蛋白 (15.1 +/- 5.7%)

平均血中インスリン濃度 (27.9±6.3%) 、 平均24時間尿中CPR (20.2±5.6%)

24時間尿中コーチゾル排泄量 (17.3±5.9%)


静注糖負荷テストによる血糖、血中インスリン、Cペプチドの反応は両群同様

血糖、血中遊離脂肪酸、3-水酸化ブチル酸、トリグリセリド:不変

Nibbling versus gorging: metabolic advantages of increased meal frequency
NEJM Volume 321:929-934 October 5, 1989 Number 14





小児に関して・・・

肥満の頻度は食事回数とともに減少
3-4回 4.2% [95% CI 2.8 ~ 6.1]
4回 2.8% (95% CI, 2.1 ~ 3.7)
5回以上  1.7% (95% CI, 1.2 ~ 2.4)


Obesity Research 13:1932-1938 (2005)


Total fat, fat distribution and blood pressure according to eating frequency in children living in southern Italy: the ARCA project.
Int J Obes (Lond). 2006 Jul;30(7):1166-9. Epub 2006 Feb 7
6-11歳の、3668名の子供
1日3回以下(n=332)、1日4回(n=1334)、1日5回以上(n=2002)
BMIとウェスト径はカテゴリーにより減少
(BMI=20.5+/-0.2, 19.7+/-0.1 and 18.8+/-0.1 kg/m2; waist=68.0+/-0.6, 66.6+/-0.3, 63.9+/-0.2 cm)
血圧は有意でない
総脂肪と中心性肥満と逆相関

by internalmedicine | 2007-04-23 09:19 | 動脈硬化/循環器  

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