成人の連鎖球菌性扁桃腺摘出のRCT
2007年 05月 04日
Cochrane review(Burton MJ, Towler B, Glasziou P. Tonsillectomy versus non-surgical treatment for chronic/recurrent acute tonsillitis. Cochrane Database Syst Rev 2000;(2):CD001802.)によると、成人においてはエビデンスがないということであった。
扁桃腺摘出後も残存する口蓋扁桃の感染の感染の役割は正確には不明であり、他の咽頭喉頭リンパ組織や軟組織への感染もあり得るという考察があり、扁桃腺という感染・炎症の場を取り去ることの意味合いが今ひとつ臨床レベルでは不明であった。
その有効性がはっきりしたという論文
反復する溶連菌性扁桃炎は扁桃腺摘出後数ヶ月、溶連菌や他の感染頻度が少なく、咽頭痛エピソードが少なくなる。
Alhoらの再発性の連鎖球菌性の咽頭扁桃炎成人に対するRCT
・観察治療と扁桃腺摘出のRCT
・12ヶ月以内の6ヶ月中の3回のエピソードもしくは12ヶ月以内の4回のエピソードを再発性扁桃炎と定義したもの
約12%が再発性で、家族性の部分が明らか
扁桃腺は根本的アウトカムである、連鎖球菌性咽頭炎の再発減少有意であり、90日で 1/36(3%) vs 8/34(21%)で相対リスク21%(95%CI 6-36%)で、number needed to treatは5 (3 ~16)
慢性扁桃炎の扁桃腺摘出のシステミックレビューに関して小児に関してデータが限られており、成人ではデータそのものがなかった。
フォローアップ中、咽頭炎のエピソード率、咽頭痛日数、発熱日数は有意に減少

合併症は術後咽頭痛(平均期間 13日 SD4日)
Tonsillectomy versus watchful waiting in recurrent streptococcal pharyngitis in adults: randomised controlled trial
BMJ 2007;334:939 (5 May)
by internalmedicine | 2007-05-04 12:00 | 感染症
