早漏

Identification and diagnosis of premature ejaculation
International Journal of Clinical Practice, Volume 61, Number 6, June 2007, pp. 903-908(6)は残念ながら、フルテキストを読めなかった・・・

以前とりあつかったのは、早漏(PE)に関する初めての本格的疫学研究でわかったものは・・・でPEと診断されている人とそうでない人の膣内射精平均時間をストップウォッチで測定した論文を紹介した。その後・・・この論文フルテキストで公開されているようである。



ORIGINAL RESEARCH—EJACULATORY DISORDERS
Premature Ejaculation: An Observational Study of Men and Their Partners
The Journal of Sexual Medicine Volume 2 Issue 3 Page 358 - May 2005
PEある(207)なし(1380)の初めての大規模な疫学研究が公表された。
ストップウォッチで射精までの平均時間を測定したもので、膣内挿入後から膣内射精平均時間:IELATと定義したものである。
この研究はパートナーの意識へのも調査された初めての研究でもある。
主観的要因に及ぶ質問がなされた。IELTへの悩みPE群とそうでない群にもみられた。
IELTは必ずしもPEの診断が十分でなく、主観的なものであり、自制不良などが有益な指標となる可能性がある。

多くの人々はPEについては一次元的に単なる時間の疾患であると考えているが、この論文で主観的要因が大であることが示された。

PEはコモンな性行為障害である。しかし、有益なデータでは1-12%の男性の自己申告でその比率がもとめられていた。




schematicに紹介されている



世界的にみれば東・東南アジアは疾病頻度が多く、中東が少ないらしい



行動療法



局所治療


MedscapeではSSRIやdapoxetine hydrochloride(short acting SSRI)が紹介されているが、後者は2005年FDAから承認されていない


ちなみに・・・・
早漏(Premature Ejaculation)の定義について
http://www.daito-p.co.jp/reference/pe.htm
(1) 膣内射精潜時が、短い。
  (診断基準に合致する必要は無いが、膣内射精潜時の目安を、通常2分以内とする。)
(2) 射精のコントロールが不能。
(3) 本人、またはパートナーの心理的な苦痛。
・・と書かれているサイトがある。

by internalmedicine | 2007-05-22 09:36 | その他  

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