ミトコンドリア遺伝子表現型レベルで判明:レジスタンス・トレーニングにより老人筋肉は若返る
2007年 05月 23日
中国産の毒物が入っているかもわからん薬品もどきを購入したり、自然食品などというくせに看板倒れの、高価なものを購入するより、アンチ・エイジングを目指すなら、レジスタンス・トレーニングしろ!
人の加齢は筋肉の萎縮(sarcopenia)、筋力低下、機能障害と関連し、40歳を過ぎると年に1%ほど筋力が低下しする。70歳を過ぎると機能低下は約7%で、80歳を過ぎると20%である。臓器加齢化の原因は複雑で、加齢とともに生じる機能低下には多くの原因があるが、筋肉の場合はprogrammed cell death、oxidative stress、蛋白turnoverの変化、炎症、ホルモン調節異常、廃用、ミトコンドリア機能異常が揚げられている。
ミトコンドリア機能異常は、ミトコンドリアDNA-欠失変異蓄積、sarcopeniaが骨格筋にて認められている。ミトコンドリア機能異常がsarcopeniaに主に寄与しているという多くのエビデンスがある。
健康加齢が、ミトコンドリア機能障害を示す転写特性と関係有るかどうか、レジスタンストレーニングで若年の筋肉特性まで可逆性があるかどうかを検討したもの
Resistance Exercise Reverses Aging in Human Skeletal Muscle
PLoS one
健康老人(N=25)と若年成人(N=26)名の筋生検標本
14名の老人はresitance training6ヶ月行い前後で比較
運動トレーニング前、老人は若年者より59%筋力低下だが、6ヶ月後、38%まで改善(P<0.001)
加齢とともに、カットオフ5% false discovery率で596の遺伝子分化発現あり
運動前は加齢に伴うミトコンドリア機能変化と相応するようなドラマティックなtranscriptome profileであった。
しかし、トレーニング後、遺伝子変化は劇的に若年者のものに近づいた。
図譜参考に
老人のミトコンドリア異常と筋脆弱性は遺伝子表現型レベルでレジスタンストレーニングによって可逆的となる。
厚労省はレジスタンス・トレーニングを推奨すれば良かったのに、パワーリハビリなる、いろんな汚物にまみれたへんてこなのを導入してしまったため誤った方向に向かっていると思う。
そうとうがんばれば、軌道修正が効くと思うが・・・厚労省役人だから無理か・・・
日本でもその流れに沿って、強化トレーニング、特にResistance Trainingが科学的に、かつ、行政レベルで積極的に導入されていると思っている国民も多いと思う。それは全くの誤解である。パワーリハビリテーションとは強化トレーニング・Resistance Trainingとことなるものであり、劣化したギミックなのである。パワーリハビリテーションに関する・・・・シリーズ(1)
by internalmedicine | 2007-05-23 15:54 | 動脈硬化/循環器
