正常→MCI→認知症のうち、アルコール適量摂取によりMCI→認知症部分に効果有り

相変わらず、飲酒量限定的な効果だなぁ・・・と思う

健康→MCI(mild cognitive impairment;軽度認知機能障害)→認知症の自然史のうち、アルコール適量摂取が良好に働くのは、MCI→認知症の部分らしい

Alcohol consumption, mild cognitive impairment, and progression to dementia
NEUROLOGY 2007;68:1790-1799

1445名の非認知障害対象者(65-84歳)で、3.5年フォローアップ
121名がMCI進展

MCI患者で、中等度飲酒者(1ドリンク=アルコール量約15g)未満はアルコール非飲酒者にくらべ認知症進行ハザード 0.15(95%CI 0.03-0.78)
さらに大量飲酒者(1ドリンク以上)ではアルコール非飲酒者と有意な差はない

アルコール非摂取者に対して、アルコール飲酒量と“非認知障害からのMCI発症”頻度に関する有意な相関はみとめない。



ただ、アスピリン100mg/日程度では効きません!
Low dose aspirin and cognitive function in the women's health study cognitive cohort
BMJ 2007;334:987 (12 May)

認知機能の初回評価時 ランダム化後5.6年でアスピリン群ではプラセボ群と同様(グローバルスコア平均相違 –0.01, 95% CI–0.04 ~ 0.02)
グローバルスコア平均減衰も同様(平均相異  0.01, –0.02 ~ 0.04)

実質減衰リスク(最大10センタイル減衰)は両者とも同様 (相対リスク 0.92, 0.77 ~ 1.10).
言語記憶は同様
アスピリン群でcategory fluency(言語流暢性?)において、リスク20%低下 (相対リスク 0.80, 0.67 ~ 0.97).







軽度障害から認知症への進行患者 側頭葉内側萎縮の測定が有用 Medical Tribune [2007年5月10日 (VOL.40 NO.19) p.05]

by internalmedicine | 2007-05-24 17:31 | 医療一般  

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