喫煙は精子DNA変化をもたらし、子孫へ伝わる・・・子供をもうける前に禁煙を!

母胎への影響ばかり注目されてきたが・・・精子の段階から影響を受けるらしい。

まだ見ぬ子にうらまれるより、タバコは吸わない方がまし


Cancer Research 6月1日号ということだから、まだ、今時点では掲載されてない。

“男性胚性突然変異、精子DNA中の突然変異を発見し、もしこれが遺伝したら、子孫に遺伝子変化を伝えることとなる”とCarole Yauk博士( Health Canada’s Environmental and Occupational Toxicology Division.の遺伝子変異部門の研究者)は述べている。
いままで胎内にいるときの母親からの喫煙による影響は知られていた。
今回は、将来の連れ合いとなる前から、その子孫へダメージを長年与える可能性があるのである。
マウスでも人でも、オスは精原胚細胞を自己複製し、供給する。
Yaukは、6または12週の喫煙で成熟マウスのこの精原胚細胞からDNAの特定の反復再生部分、Ms6-hmで変異を見いだした。ただしこの部分は既知の遺伝子を含まない。
喫煙マウスは1日2本のたばこ暴露され、ヒトの喫煙者とほぼ同等の血中値と考えられるという。

Yaukによれば、Ms6-hmなどのnon-coding DNA領域は放射線や変異原性物質、大気汚染粒子物質への感受性がある。DNAの蛋白コーディング領域への特異的研究を今回行っておらず、今回の研究では行っていないが、DNAの反復領域で遺伝子に関連ある部分もあるという。変異は遺伝子と関連する可能性があるが、今回の研究はゲノム上DNAのダメージの重要度を明らかにしたことのみ。まぁ、子供が生まれてから禁煙しようというより、子供を作ろうとする前に禁煙を勧める根拠となるだろう。
次なる研究は、喫煙による生殖細胞突然変異が、DNA発現をどのように変え、子供、孫にどう伝わっていくかということらしい。

by internalmedicine | 2007-06-01 17:36 | 医療一般  

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