新しい高山病?

高地における原発性血管炎
J Rheumatol 2004;31:1450-1
Churg-Strauss症候群(CSS)によるものだとか・・・・

高山病にもう一つ病型が加わったのでは・・・

アレルギー性肉芽腫性血管炎は、喘息+異常な好酸球増加+血管炎症状であり、最近は喘息治療のLT拮抗剤使用でその頻度がふえるのか話題になってるわけですが・・・

喘息の患者さんで、LT拮抗剤治療などを受けている方はより注意する必要があるかもしれません。


高山病は山酔いacute mountain sickness (AMS), 高地脳浮腫high-altitude cerebral edema (HACE), それに 高地肺水腫high-altitude pulmonary edema (HAPE)という大きく3種類の症候群に分けられるそうです。(参考:日本旅行医学会
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高地脳浮腫(HACE:High Altitude Cerebral Edema
高地肺水腫(HAPE:High Altitude Pulmonary Edema
高山病(AMS:High Altitude Sickness
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しかし、一般的には、AMSに高地浮腫(High Altitude Edema
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顔面・下肢浮腫
食塩摂取↑にて悪化
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が入っているわけで、この学会のWebは項目が抜けているのではないかと・・・・この専門家集団を問いつめたい

CSSが入るのはいつのことでしょう・・・・

by internalmedicine | 2004-07-02 11:58 | 医学  

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