一次予防アスピリン最適量は
2007年 06月 05日
米国では81mg/日 vs 325mg/日、日本では81mg/日 vs 100mg/日というところか?
バイアスピリンは「腸溶錠」ということで、胃のような強酸性条件下では溶けず、腸に入って中性になると溶ける・・・ということで胃腸障害軽減を主張しているが・・・
Aspirin Dose for the Prevention of Cardiovascular Disease
A Systematic Review
JAMA. 2007;297:2018-2024.
5000万人以上!が心血管イベント予防のためUSではアスピリンを定期服用している。81mg/日と325mg/日の処方量が主。長期投与に関して最も適切な量はまだ確定されていない。
MEDLINEやEMBASEにて英語論文によるSystemic review
30mg/日で血小板thromboxan産生抑制には十分という報告がある一方、1300mg/日まで認可されている。
USでは81mg/日が最も多く処方され(60%)、次に325mg/日(35%)である。
二次予防観察研究では75mg-81mg/日以上の増量は有効性に影響がない
にもかかわらず、出血イベント増加は量依存であり、特に胃腸管毒性に関連している。
結腸直腸腺腫に関しては、アスピリンは用量依存性の報告
(Ann Int Med 3 February 2004 Volume 140 Issue 3 Pages 157-166)
(N Engl J Med. 2005;352:1293-1304)
ついでに・・・
<二次予防>

バイエルの主張する用量設定および剤形選択の根拠(アスピリン腸溶錠100mg選択の根拠):上述URL参照
それにしても、アメリカ人のアスピリン好きには驚く!
by internalmedicine | 2007-06-05 08:32 | 動脈硬化/循環器
