肥満には結核発症が少ない・・・
2007年 06月 27日
Lower Risk of Tuberculosis in Obesity
Arch Intern Med. 2007;167:1297-1304.
Obese (BMI ≥30) と overweight (BMI, 25 to <30) では、正常体重(BMI 18-<25)対象者に比べ結核発症リスクが少ない。
補正ハザード比それぞれ 0.36 (0.20-0.66) and 0.55 (0.44-0.70),
肺結核のみ線形の逆相関見られる。しかし肺外結核ではそうでない。
世のなか、肥満=悪・・・そのもので・・・
10年フォローアップで、男女とも過体重の程度に従い、糖尿病、胆石、高血圧、心臓疾患、大腸癌、卒中(男性のみ)でその頻度が増加する。
肥満でない過体重のみ(25.0<=BMI<=29.9)ではも無数の健康状態異常を生じ、さらにBMI:22.0-24.9健康範囲であっても22を底にして慢性疾患リスクが増加する(Arch Intern Med. 2001;161:1581-1586.)
・・・以下のデータとの相違の説明は?


( Body Weight and Mortality:What is the optimum weight for a longer life? Bandolier)
韓国のBMIと死亡との関係

(NEJM olume 355:779-787 August 24, 2006)
いづれも必ずしもBMI=22が底でない・・・・
BMI22は“糖尿病、胆石、高血圧、心臓疾患、大腸癌、卒中”では最良なのだろうが、寿命に関していえばそうではない・・・この差の説明は?・・・易感染性???
by internalmedicine | 2007-06-27 11:04 | 呼吸器系