歩く速度の改善
2007年 07月 03日
歩行速度増加した患者は、機能的にも、QOLとしても良好であり、特に、屋内歩行者において顕著である。奥の愛歩行者はより重症の卒中による機能障害を有し、SIS測定の日常生活活動性やinstrumental ADLへのceiling効果を減弱させる。
歩行速度を主体とする移動能力分類スキーム内のアウトカム評価変化は臨床的利益をもたらすよい指標といえる。
Improvements in Speed-Based Gait Classifications Are Meaningful
(Stroke. 2007;38:2096.)
歩行速度というのは卒中後の機能や予後の重要な指標である。歩行速度で、臨床的に意義有る機能的歩行分類に分類
・屋内歩行(<0.4 m /s)
・制限を伴う地域歩行(0.4~0.8 m /s)
・十分な地域歩行(>0.8 m /s)
軽度から中等度機能低下を伴う亜急性期卒中生存者で、0.8 m/s未満のにて卒中リハビリテーションをランダム化されたケースで、SIS(Stroke Impact Scale)の属性に従って機能・QOLにおける到達成功・失敗への影響を評価。
64名の検討参加者のうち、19名が屋内歩行のみ、12名(68%)が制限性の地域歩行へ
45名の地域内制限性歩行のうち、17名(38%)が完全な地域歩行へ回復した。
治療後機能・QOL SISスコアは、良好な治療経過を取らなかった人に比べて良好な経過をえた生存者が多かった。
屋内歩行のみのうち、地域歩行(制限あり・無し)に移行した対象者はmobilityのSISスコアが有意に高く(P=0.0299)、参加者のSISスコアが高い状況であった (P=0.0277)。
地域内制限歩行者のうち、完全な地域内歩行への到達した人はSISの良好なスコアの人であった(P=0.0085).
by internalmedicine | 2007-07-03 07:28 | 動脈硬化/循環器