喫煙の甲状腺機能への影響:住民研究

thyocyanateはタバコの主成分で甲状腺へ影響を与える。これは抗甲状腺ホルモン的、前甲状腺ホルモンなど多用な作用を示す。正常者では前甲状腺的で、subclinicalやovertな甲状腺異常では抗甲状腺的に働くとも(http://www.medscape.com/viewarticle/496223_3)・・・なかなか一筋縄ではいかないようである。

Tobacco Smoking and Thyroid Function
A Population-Based Study
Arch Intern Med. 2007;167:1428-1432.
女性において、平均サイロトロピンは現行喫煙者 (1.33 mIU/L; 95% CI, 1.29-1.36 mIU/L)、喫煙経験者 (1.61 mIU/L; 95% CI, 1.56-1.65 mIU/L) は、喫煙歴のない者(1.66 mIU/L; 95% CI, 1.63-1.70 mIU/L)より低い。

男性においても同様、現行喫煙(1.40 mIU/L; 95% CI, 1.36-1.44 mIU/L) 、喫煙経験者 (1.61 mIU/L; 95% CI, 1.57-1.66 mIU/L) 、喫煙歴無し(1.70 mIU/L; 95% CI, 1.66-1.75 mIU/L).

現行喫煙者のうち、中等度喫煙者は重篤な喫煙者よりサイロトピン値が高い。

女性で、甲状腺機能低下の頻度は、喫煙歴のない人より、現行喫煙者で少ない (odds ratio, 0.60; 95% CI, 0.38-0.95)
overt甲状腺機能亢進の頻度は現行喫煙者で多い (odds ratio, 2.37; 95% CI, 1.34-4.20).
subclinicalな甲状腺機能障害に関連する関係もこのovert thyroid diseaseと同様。



健常に近いほどprothyroid、甲状腺疾患があればantithyroid的?


Subclinical hyperthyroidismは、正常範囲以下のTSH濃度低下(0.45-4.5mIU/L)で、free thyroxin(T4)・総triiodothyronine(T3)正常範囲
overt hyperthyroidsmは、 TST、遊離thyroxine値異常の場合

by internalmedicine | 2007-07-11 15:37 | 医療一般  

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