食事パターンと乳ガン治療後予後
2007年 07月 18日
しかし、癌の発症への、上記食物や他の食物の影響は不明である。
WHELトライアルは、WINS(Women's Intervention Nutrition Study)の結果(J Natl Cancer Inst. 2006 Dec 20;98(24):1767-76.)と相反する結果で、食事内容には、影響しないというものである。
Pierce らはWomen's Healthy Eating and Living (WHEL) Study、早期(I-IIIa)乳ガン患者治療を受けた患者で野菜・果物・繊維分の高く、脂質の少ない食事と、対照(“5-A-Day”)比較にて、乳ガン再発と新規乳ガン、全原因死亡率のリスクを評価
Influence of a Diet Very High in Vegetables, Fruit, and Fiber and Low in Fat on Prognosis Following Treatment for Breast Cancer
The Women's Healthy Eating and Living (WHEL) Randomized Trial
JAMA. 2007;298:289-298.
WHEL介入群は脂肪摂取目標の上限を超えず、5年次には、両群とも総エネルギー摂取の27%であり、6年次に増加していた。総カロリー摂取は80 kcal/d以上の差はなく、体重も1Kg以上の差が無く、医療内容にも差がない。
平均7.3年のフォローアップで、この2群間で、乳ガンイベント・全原因死亡率の差を認めなかった。
WHEL と WINS の結果の違いは、治験参加者によって達成されたエネルギーバランスにおける差かもしれませんと解説され、WINS では、低脂肪食事群は5年次で2.7Kg体重減少が対象群との比較で認められ、WHELは0.6 ~ 0.4Kg体重増加であった。
WINSの体重減少が予後良好に寄与したということか?・・・疑問が残る解説である。
by internalmedicine | 2007-07-18 14:26 | がん

