光学マーカー:早期膵癌診断に有効

さっぱりわかりませんが(笑)・・・
報告だけみれば、組織生検しないくても感度・特異度もすばらしい


光散乱(Light-Scattering)とは、
物体に干渉性の高い光(レーザー光)を当てて、それから散乱される光の強度の時間相関をとることにより、物体中の粒子や分子の運動を調べる手法で す。 この重なりをはかる装置で、光を使って物体の時間相関(時刻0からt間での物体の重なりの程度)をしらべることで、粒子の大きさや運動に関する情報 を得る方法です。


Brand博士らが、in situにおけるナノ構造・ミクロ構造の定量化技術を開発した

・ four-dimensional elastic light-scattering spectroscopy (4D-ELF)
・ low-coherence enhanced backscattering spectroscopy (LEBS)

この技術は、組織特異的光散乱パターン信号とfingerprintにて大分子から細胞全体に至るスケールで深部感受性組織構造を解析できるものであるらしい

大腸癌でこの方法の有効性は報告されている
( Northwestern University 2006.7 )

Optical Markers in Duodenal Mucosa Predict the Presence of Pancreatic Cancer
Clinical Cancer Research 13, 4392-4399, August 1, 2007.

15年生存率<5%未満という膵癌
正確で、侵襲度の少ない検査方法の開発がさしせまって必要

four-dimensional elastic-scattering fingerprinting(4D-ELF)
low-coherence enhanced backscattering spectroscopy(LEBS)

19名の膵癌患者の内視鏡・十二指腸乳頭部組織所見を対照32名と比較

感度 95%、特異度91%



ref.) EurekAlert!

by internalmedicine | 2007-08-02 10:46 | 消化器  

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