手洗いを守る、守らないことの分析

Hand Hygiene guideline新潟県立六日町病院麻酔科 市川高夫先生の日本語訳)を遵守できるか、その要因の検討

Hand Hygiene among Physicians: Performance, Beliefs, and Perceptions
Ann Int Med 6 July 2004 | Volume 141 Issue 1 Pages 1-8
手洗い遵守は57%で、その専門領域でその率は様々。
多変量解析では、観察されているという意識、他の仲間への役割という信念、患者接触後の手洗いをポジティブに考える視点、手洗い石けん液へのアクセスのしやすさが遵守性と相関。
逆に、多い仕事量、交叉伝播の関連性が高い活動性、特定の技術的なスペシャリスト(外科、麻酔科、救急医療)は非遵守のリスクとなりやすい。
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感染症がクリティカルになる専門領域ほど、遵守性が悪いというのは?
手洗いを励行しようという職場の雰囲気が大事かも


<付録>
これは主に米国の持ち患者数の少ないセッティングでの検討で、日本の医師一人あたりの外来数で、一人一人手洗いをすることと、その数での検討が必要なのでは

by internalmedicine | 2004-07-07 08:59 | 医学  

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