相関関係と因果関係もわからないのに教育を語るアホたち

学力とテレビゲーム 相関関係あった
 テレビゲームをする時間が長い子どもほど学力が低くなる。テレビゲームと学力との関係について、こんな「気になる傾向」が、県の調査で明らかになった。
 これは、県がことし1月に、小学4年から中学2年までの、県内すべての児童と生徒11万人を対象にした学力調査と、同時に行った意識調査の結果、明らかになったもの。それによると、平日にテレビゲームをする時間が長いほど、学力が低下する傾向があることが分かった。ゲームの時間が1時間より少ない子どもは学力が平均を上回っているが、それ以上になると平均を割り込み、特に3時間以上の場合は平均を大きく下回っている。県は、この調査結果を学校に配り、規則正しい生活を送るよう指導に生かすことにしている。

http://www.teny.co.jp/news/index2.html


相関関係があれば因果関係があるのか?

横断的調査に過ぎないのに、即刻、結論に結びつける・・・このアホさ加減

なんの統計学的素養を感じない、底の浅さ


こんな結論を出す連中が、教育に関与していて良いのだろうか?・・・怒りさえ感じる



こういう報道というのは、報道する側が曲解してアホなことを垂れ流すのか?
情報源、この場合は新潟県が、大本なのか?

もし新潟県が、教育をまともに議論するつもりなら、こんな馬鹿な報道に対して批判をすべきであろう。もし当事者である新潟県がこんな事を発表しているなら・・・もう救いようがない。
関係者全員クビのすげ替えをすべきだろう・・・なぜなら、議論をする基礎学力がないから・・・

因果関係と相関関係に関して、理解できてない連中が、教育を議論しても、全くの無駄どころか有害である。どこぞの委員会なのかしらんが、即刻辞任すべきである。

ほんとに はらだたしい ・・・・ 無知・無学力・恥知らず・・・


論文を読むことさえない連中だから、馬の耳になんとやらだろうが、Pediatrics誌(PEDIATRICS Vol. 118 No. 4 October 2006, pp. e1061-e1070)は同じ横断調査ではあるが、“Weekend screen time and video game use were not associated with school performance.”という逆の結論が出ているのを知っているのだろうか?この報告では多変量解析によりテレビ視聴時間やケーブルテレビの時間と学業の負の相関が報告され、R-rated番組を許さない両親の指導のもとでは子供の学業は良かったという報告となっている。

ビデオゲームよりテレビ視聴時間とその視聴方法の方が影響が大きいのである!


Media violenceのときに触れたが、あいもかわらず、テレビ業界は完全無視し、テレビと暴力事件の因果関係は全く報道せず・・・長崎の教育委員会も、科学的手法をもちいた調査せず底の浅い報告で終わっている。



この国の教育を悪くしているのは、科学的思考能力のない連中が、教育を牛耳っているのも一因

by internalmedicine | 2007-08-31 08:05 | くそ役人

 

<< 正常高値血圧もどきの場合の減塩の効果 そろそろ AKI(Acute ... >>