システマティックレビュー、ガイドラインも2年で2割、5年で8割あてにならない
2007年 09月 05日
結論変更を必要としないまともな生存期間の中央値は5.5年間、新しく、かつ、有意なエビデンスが2年以内の加わる確率は22%
How Quickly Do Systematic Reviews Go Out of Date? A Survival Analysis
Ann Int Med 21 August 2007 Volume 147 Issue 4 Pages 224-233
以前といっても6年前、ガイドラインの寿命をとりあげたことがある。
Date: Wed, 26 Sep 2001 16:10:09 +0900
Subject: 臨床ガイドラインの寿命
AHRQガイドライン(↓)は有名ですが、このガイドラインというのはどの程度の寿命なのか? http://www.ahcpr.gov/ JAMAで、興味ある指摘がありました。 Validity of the Agency for Healthcare Research and Quality Clinical Practice Guidelines How Quickly Do Guidelines Become Outdated? JAMA. 2001;286:1461-1467 臨床ガイドラインのアップデートが必要であるであろうが、17のAHRQの臨床ガイドラインの信頼性を評価、どの程度でガイドラインが役だたなくなるかを評価したところ、ガイドラインの生存率曲線(↓)がかけた。
7つのガイドラインは大きなupdateが必要とされ、6つはminor updateが必要で、3つはまだ実用性が保たれていたが、1つは結論づけできず。
50%生存率は5.8 年(95%CI:5.0-6.6年)
実用性が90%以下となるのは3.6年(95%CI:2.6-4.6)
結論として、AHRQガイドラインでも4/3以上が3年ごとにガイドラインの再評価が必要
by internalmedicine | 2007-09-05 14:53 | 内科全般