休業必要日数証明の期間数は医師の性別と患者の性別に左右される
2007年 09月 13日
担保されていないことを逆手に、患者やその家族、労務関係の当局や企業担当者のクレームがあり、そのため、医師自身への心身へのストレスや時間を浪費することとなる。朝青龍問題のようななんかすっきりしない事態も生じ、国のトップでさえ・・・安倍首相は機能性胃腸症=入院「少なくとも3、4日」-「全身衰弱」・病院側会見 9月13日 時事通信
Thge Journal of Family Practiceにて、掲載予定らしいのだが、現時点では確認とれず・・・Eurekalert.orgにて解説記事
適当に抜き書きすると・・・
男性の患者では、男性GPの方が女性医師より、休業必要日数を多く証明するというリバプール大学の研究
男性GPによる男性患者への中期休業必要期間(6-28週間)は、女性GPの女性患者より多く与えるということが判明した。
この研究では、3906名の患者の研究で、GPの性差と休業必要期間に関するコンサルテーション結果に明確な関係がある。男女患者の仕事上の役割、能力の違いなど考えられるが、GPの性差でも違うのである。
うつや不安症などのMild mental disorders (MMDs)が女性では最も原因が多く、次に運動器系疾患である。男性では、この運動器系疾患は医学的関心が高いと思われる。
男女GP両者とも、男性患者では、女性患者よりMMDsでもながく休業必要期間を長く証明している。
“男性は、男性医師の時は、相手により要求が多くなり、よりnegotiatorとなることが多い”という理由も考えられよう。
以前の研究では男性患者は女性患者に比べ心理的症状を明確な場合が少ないという報告もある。MMDs診断に関して、女性よりより複雑性が長期的なため医師は長期に休業が必要と判断するのだという説明もある。
うつ・不安症などがあると、医師の休業必要期間記載日数は増え、男性患者では増加し、医師側である、男性GPの方がさらに長く書くこととなる。
by internalmedicine | 2007-09-13 12:00 | 医療一般