PPI長期使用と直腸結腸癌 有意な関係認めず

PPI(proton pump inhibitor )長期使用は直腸結腸癌の有意な増加はなかった。

Chronic Proton Pump Inhibitor Therapy and the Risk of Colorectal Cancer.
Gastroenterology. 2007 Sep;133(3):748-754. Epub 2007 Jun 20.

【背景・目的】PPI治療による慢性的な酸抑制は高ガストリン血症を来す可能性があり、高ガストリン血症は結腸直腸癌と関連が示唆されている。
PPI長期使用と直腸結腸癌の関連を研究したもの

【方法】50歳以上で、5年以上直腸結腸癌がない患者のnested case-control studyで、英国General Practice Research Database(1987-2002)フォローしたもの

【結果】4432名のincidentな直腸結腸癌と44292名の対照
5年以上PPI補正オッズ比は1.1(95%CI 0.7-1.9)
高用量PPI使用(例:1日投与量1.5以上)のうち、有意でない増加傾向が、使用期間増加とともにみとめられる (test for trend, P = .2).
しかし、悪性貧血患者では直腸結腸癌のリスク増加はなかった(補正オッズ比 0.9; 95% 信頼区間  0.6-1.3).

by internalmedicine | 2007-09-25 08:49 | 消化器  

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