COPD非薬物的治療
2007年 09月 27日
COPD患者の適切なケアには薬物的治療と非薬物的治療の組み合わせが必要。後者には、禁煙、身体活動・運動の励行、インフルエンザ・肺炎ワクチン、薬物治療へのadherence教育、急性悪化マネージメントプラン・事前指示書のような協同的な自己管理戦略
何れもが、良き医療の要素から成り立つのであるが、一括して、包括的外来呼吸リハビリテーションプログラムの形態としてなされることができる。
肺の病態生理に基づくうえでは直接的効果を示すものではないが、呼吸リハビリテーション、運動訓練、教育、心理社会的サポート、栄養介入を含むものが多くのアウトカム分野にまたがり有効性を示す。
この介入は主に合併症に関係した利益的効果を通してもたらせるものであり、特に身体的deconditioningのような病態に対して利益をもたらすものである。
呼吸リハビリテーションは標準的薬物治療にかかわらず呼吸器症状もしくは機能障害を有する場合に適応とされる。
適切な気管支拡張治療and/or酸素療法の組み合わせに運動トレーニングをすることで、特に酸素療法のその有効性が促進される。
The Nonpharmacologic Treatment of Chronic Obstructive Pulmonary Disease
Advances in Our Understanding of Pulmonary Rehabilitation
The Proceedings of the American Thoracic Society 4:549-553 (2007)
by internalmedicine | 2007-09-27 09:15 | 呼吸器系