ACIP インフルエンザワクチン ガイドライン

日本のワクチン行政は、“ワクチン接種禍”とやらで、ずいぶん諸外国と異なる様相を呈しております。BCG接種などはすこし諸外国に近くなりました・・・

日本の薬事行政の特徴はクレームに特に弱いことです。それと裁判所の判断の特異性もあるのでしょう・・・<こんなにあった日本の薬害=世界中のどこにもこんな国はありません>ではなく、こんなに変なワクチン接種をする=世界中のどこにもこんな国はありませんではないかと・・・

予防接種で筋肉注射ができません。すくなくともワクチンの有効性の根拠としている論文の多くは筋注です・・・(インフルエンザ予防接種の問題に関する質問に対する答弁書


“皮下注射、筋肉注射、どちらが正しいというのは一概に言えませんが、皮下注射は血管や神経を傷つけにくいというメリットがあります。一方、筋肉注射は薬液量が大量の場合も接種しやすいというメリットがあります”とかかれているのもありますが、たとえばボスミンの筋注・皮下注ではかなりの薬理動態に差が生じます。

筋注と皮下注の効果が同等という根拠としては薄弱だと思っております。


ということで、私を含め日本のワクチン行政を批判的に考えながらACIPなどを注目しつつしかたなしに行政に従ったワクチンをしているのです。


<以下、米国のワクチンの話ですので、ご注意を!>
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ACIP Releases 2004 Guidelines on the Prevention and Control of Influenza
・6-23ヶ月の子供へのワクチンについての情報
・医療従事者への生ワクチン(LAIV)
・LAIV投与対象者
・ワクチンの対象株とワクチン供給・タイミングなど

<不活化ワクチンとLAIVの比較>
療法のワクチンとも毎年推奨ウィルス株が準備され、卵内で増殖し、感染に対して適切に防御するよう毎年投与されるべきもの。不活化ワクチンはウィルスを殺したもので、LAIVはまだ増殖・複製能力を有するもの。LAIVは5-49歳の健康人へ適応。不活化ワクチンは健康・慢性疾患を含め6ヶ月未満へも適応。医療従事者、居宅、感染防御環境を要するような時期の重症の免疫不全者への接触するものは不活化ワクチンをLAIVより推奨する。医療従事者はLAIVを受けた場合はワクチン接種後7日間は重症免疫不全患者への接触を引けるべき。

<ワクチンをすべきでないひと>
卵やワクチン成分への過敏症のひとは医師に相談してから。急性熱性疾患に罹患時
多少気分が優れないことや、熱のあるなしはワクチンの禁忌とはならない。特に上気道感染症やアレルギー性鼻炎を有する小児ではそうである。



<LAIVワクチン推奨対象者>
5-49歳の健康対象者(高リスク群との接触率が高いそしてインフルエンザをさけたい場合)投与法が簡単という利点、広範な粘膜、全身への反応が強力な可能性、筋注じゃなく鼻腔内投与という簡便さがある。


route
<経路>
ACIPは、筋注を推奨。大人と年長子供は三角筋の少なくとも1インチの長さでワクチンすべき。乳児、小児は7/8~1インチを前後径を考慮して投与


<不活化ワクチンの副作用>
患者に、不活化ワクチンはインフルエンザの原因とはならず、ワクチン後ワクチンに関係しない気道疾患に罹患する可能性は残ることを伝えなければならない。成人では、ワクチン部位の腫脹が最も多い副作用。熱発、倦怠、筋痛、全身性の症状が不活化ワクチン摂取後生じる可能性がある。インフルエンザウィルス抗原に暴露したことのないヒトに多く生じる。


<LAIVワクチン投与すべきでない対象者>
・5歳未満と50歳以上
・喘息患者、反応性軌道病変、肺・心血管の慢性疾患を有するもの、基礎疾患を有するもの(例:腎機能障害、ヘモグロビン異常症、糖尿病などの代謝障害)、免疫不全およびそれが疑われるもの
・アスピリンや他のサリチル酸の服用を受けている子供・青少年(野生株インフルエンザとReye症候群との関連)
・Guillain-Barré病の既往、妊娠中、過敏性の既往(LAIVの含有物、卵への過敏症、アナフィラキシーを含む)

by internalmedicine | 2004-07-10 11:58 | くそ役人  

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