過敏性腸症候群への催眠治療

この前、催眠術の研究を記載したので、ついでに・・・

Hypnotherapy for treatment of irritable bowel syndrome
Cochrane Database of Systematic Reviews 2007 Issue 4

クライテリア合致の147名、4つの研究。
1つは代替治療(理学療法、プラセボ錠剤)との比較
2つはwaiting-list対照
1つは通常の医療との比較対照

短期的検討により、催眠治療効果は、通常の医療でうまくいかなかった一群に対し、waiting list controlや通常医療より、腹痛やプライマリのIBS構成症状改善に優れており、有害な副作用報告はない。
しかし、研究方法の質やサイズがpoorであることで解釈に注意が必要である。

by internalmedicine | 2007-10-25 09:37 | 消化器  

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