A型肝炎暴露後のワクチンvs免疫グロブリン比較試験

厚生労働省検疫所のWebにも感染症情報としてA型肝炎が記載され、ワクチン接種を勧めている。

アメリカでも暴露後予防として免疫グロブリンのみが推奨されているが、ワクチンという選択に合理性がでてきたということ

カザフスタンでの、居宅、託児所暴露後の予防的処置としてのA型肝炎ワクチンと免疫グロブリンのランダム比較研究

あくまでも暴露後の感染予防処置としてのグロブリン接種と不活化ワクチンの比較

免疫グロブリン(3.3%)、ワクチン(4.4%)とも感染率低かった

非劣勢として合致したもので、A型肝炎ワクチンは長期免疫がもたらされ、暴露後予防として合理的選択ということになろう


Hepatitis A Vaccine versus Immune Globulin for Postexposure Prophylaxis
N Engl J Med Volume 357:1685-1694 October 25, 2007 Number 17

by internalmedicine | 2007-10-25 10:50 | 消化器  

<< 禁煙指導にエビデンスがあるのか? 過敏性腸症候群への催眠治療 >>