痛風発作予防にプリン体を含む食事をさけるというのは間違い、シーフード食品が悪化、乳製品が抑制


痛風発作予防にプリン体を含む食事をさけるというのは間違い、シーフード食品が悪化、乳製品が抑制だそうです。
いままでの痛風の常識がすこしかわりそうです。

Purine-Rich Foods, Dairy and Protein Intake, and the Risk of Gout in Men

NEJM Volume 350:1093-1103 March 11, 2004 Number 11

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12年間の研究で、730の痛風発生あり、男性の多変量解析、最高4分位と最低4分位を比較し、
肉、シーフード摂取の相対危険リスク1.41(1.07-1.86)、1.51(1.17-1.95)
乳製品摂取は0.56(0.42-0.74)
プリン体豊富な野菜や総タンパク摂取はリスク増加に関係なし
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プリン体が痛風悪化の主因として考えられてきたのは考察上の話であり、実地的に調べられたものではない。むしろsea foodのプリン-尿酸代謝、尿酸排泄への影響が考察される。プリン体を多く含む野菜と痛風との相関は見いだされず、乳製品とくに低脂肪乳製品が痛風発作減少と関連があったとdiscussionのところでかかれております。

by internalmedicine | 2004-03-11 10:06 | 運動系  

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