喫煙と直腸癌:年代の違う2つのコホート研究

能動的喫煙の直腸癌リスク寄与を強く示唆したが、他の要因との干渉作用による影響も示唆された。たとえば食事の変容やサプリメントや薬剤などの外的要因もその原因になっているのかもしれない。

禁煙学会のように馬鹿の一つ覚えでたばこが悪い悪いじゃ・・・科学性を自棄しているとしか思えないのだ。やはり、喫煙に影響を及ぼす他因子にも思いをはせないと、医療の目標である、寿命延長とQOL改善とは違う方向に行く可能性がある。

A Prospective Cohort Study of Rectal Cancer Risk in Relation to Active Cigarette Smoking and Passive Smoke Exposure
Annals of Epidemiology Volume 18, Issue 1, January 2008, Pages 28-35
前向き能動的現行喫煙と居宅内受動喫煙と直腸癌リスクの前向き研究

ワシントン、MaryLandの1963-1978年、1975-1994年の2つのコホート
それぞれ148と169例の直腸癌を同定

男性では補正相対リスク(aRR)は
1963年コホート: 3.1(95%信頼区間(95%CI) 1.2-7.8)
1975年コホート: 1.8(95%CI 0.9-3.7)


女性では
1963年コホート: 0.9(95%CI 0.5-1.8)
1975年コホート: 1.6(95%CI 0.9-3.8)


非喫煙者・家庭内受動喫煙では
男性では1963年コホートでは強い相関があった(aRR = 5.8; 95%C:1.8–18.4) が、1975年コホートではなくなった(aRR = 1.1; 95%CI:0.2–5.0)


女性ではどちらのコホートでも強い相関は認められなかった。

by internalmedicine | 2007-12-13 08:29 | 喫煙禁煙  

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