骨粗鬆症薬剤のシステミックレビュー

骨粗鬆症薬剤メーカー注目?のシステミックレビュー

Systematic Review: Comparative Effectiveness of Treatments to Prevent Fractures in Men and Women with Low Bone Density or Osteoporosis
Ann Int Med 5 February 2008 Vol. 148 Issue 3
【序文】骨粗鬆症治療に関して幾種類も薬剤があるが、相対的有効性・毒性が詳細に記載されていない。
【目的】骨粗鬆症薬剤の骨折リスク減少ベネフィットと副作用に関する有害性比較
【データ源】MEDLINE (1966 to November 2007) や他の選択された英語研究データベース
【データ抽出】 標準化プロトコール使用、骨折、副作用イベント、薬剤・対象物、研究デザイン、方法論的質に関わる変数
【データ合成】 良好なエビデンスによりalendronate、 etidronate、 ibandronate、 risedronate、 zoledronic acid、 estrogen、 parathyroid hormone (1-34)、raloxifeneは椎対骨骨折をプラセボより予防することが示唆される。しかし、カルシトニンのエビデンスはわずかであった。

良好なエビデンスにより alendronate、 risedronate、 estrogenはプラセボより股骨折を予防することが示唆された。しかし、zoledronic acidのエビデンスはわずかであった。

ビタミンDは投与量、アナログ、椎対・股骨折研究対象により効果がばらついた。


Raloxifene、 estrogen、estrogen–progestinは血栓塞栓のリスクを増加させ
etidronateは食道潰瘍・胃腸穿孔、潰瘍、出血のリスクを増加させた。

【限界】異なる薬剤・種類間の骨粗鬆症治療薬剤同士の直接比較が少ない


【結論】良好なエビデンスにより、多くの薬剤は骨粗鬆症性の骨折に対して有効であることが示唆されているが、データは不十分で有効性・安全性決定する上ではデータ不十分である。


プラセボ比較の骨折リスク減少効果
(http://www.annals.org/content/vol0/issue2007/images/large/198TT2.jpeg

意外に、フォサマック・ボナロン、アクトネル、エストロゲンあたりが優秀?ただHRTは他の忌避理由があるので、結局はビスフォスフォネート系がやはりエビデンスでは現在とびぬけている?

個々人でご判断を!

ビスフォスフォネート系(Alendronate(フォサマックR・ボナロンR)、Etidronate(ダイドロネルR)、Ibandronate(中外から発売予定?欧州「ボンビバ」、米国「ボニーバ」)、Pamidronate(HHM治療薬としての「アレディア」)、Risedronate(アクトネル)、Zoledronic Acid(年1回注射剤))のプラセボ比較副作用リスク

(http://www.annals.org/content/vol0/issue2007/images/large/198TTA1.jpeg)

by internalmedicine | 2007-12-18 10:14 | 運動系

 

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