新しいMDS予後スコアの提唱?

高齢化のせいか、わたしのところは、骨髄異形成症候群(myelodysplastic syndromes, MDS)とおぼしき患者が増加している。下記記事をみたら、IPSSスコアって問題があるとのことを認識した。

立派な予後解析のような気もするが・・・


Guillermo Garcia-Manero(University of Texas M. D. Anderson Cancer Center)らの予後不良MDSスコアリングシステム

Journal "Leukemia"12月掲載予定と書かれている(ソース:http://www.mdanderson.org/departments/newsroom/display.cfm?id=F9D7A8EC-875D-4664-99C104A3F2454D1D&method=displayFull&pn=00c8a30f-c468-11d4-80fb00508b603a14
従来のIPSS( International Prognostic Scoring System )では、低リスク、予後不良患者を鑑別できないという欠点があった。

多変量解析にて、予後不良因子 (P<0.01)は“血小板減少、貧血、高齢、骨髄芽球の高パーセント比率、 poor-risk cytogenetics”であった。

この5つの要因を再評価し、高フェリチン、β-ミクログロブリン値も予後不良予測できるが、予後モデルには補正後予測値としての価値低下したため外した。


結局3つのカテゴリーに層別化
• Category 1 (lowest risk) comprised 182 (21%) patients, who had a median overall survival of 80.3 months.
• Category 2 patients (N=408, 48%) had a median survival of 26.6 months.
• Category 3 comprised 265 (31%) patients, who had a median survival of 14.2 months.



現在のところ、臨床医は、疾患進展のエビデンスがあるまで低リスク疾患患者はルーチン治療をしてはいない。実際、そのような患者は推定生存期間2.4~11.8年である (Blood 1997; 89: 2079-2088)

このモデルでは、低リスクは異なる予後サブセットに分かれ、80%の区分に当たる、かてごりー2、3はもし治療しなければ予後不良なサブセットである。





by internalmedicine | 2007-12-28 10:01 | 内科全般  

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