2008年版ワクチン推奨スケジュール(乳幼児・小児・青少年):米国ACIP
2008年 01月 07日
表記スケジュールごときだが、C型肝炎訴訟の政府の譲歩をみるにつけ、日本がアメリカから圧倒的に対応が遅れているのはワクチン対応であるので、感染症全般に同様な対応が求められるのではないか・・・と思うのである。
官僚の怠慢がこの国の健康増進・予防・疾病対応全般にあらゆる不具合を生じさせているのである。
全般的な視点がない政府は姑息的に盛り上がった部分にだけ、姑息的な対応をとるが、問題は根深く広い・・・そして、そのツケはすべて国民の税金から・・・・
http://www.aafp.org/afp/20080101/childhood-immunization.pdf
例年への特に追加事項はないが、以下の二つの記載追加があったとのこと
ref. VOL 119 / NO 1 / JUNE-JULY 2006 / POSTGRADUATE MEDICINE
・quadrivalent meningococcal conjugate vaccine (MCV4; Menactra)
(四価髄膜炎球菌ワクチン)
一部訳すと・・・
・live, attenuated influenza vaccine (LAIV; Flumist)
生インフルエンザワクチン
MCV4は、髄膜炎球菌多莢膜ワクチン(Menomune)に代わり投与、対象は最終補体欠損、解剖的・機能的無脾症、特定の高リスク状態の2-10歳の子供に用いられる。
MCV4は11-18歳時のワクチンをうけてない青年期に推奨する。思春期の子供は受診が少ないので、MCV4、四価HPVワクチン(Gardasil)、テタヌストキソイド、ジフテリアトキソイド、無細胞百日咳ワクチン(Tdap; Adacel)や水痘ワクチン二回目の投与の機会を考慮する必要がある。
ACUOのLAIV推奨は、US・FDAの推奨と同じで、USの若年時のインフルエンザ免疫状態を改善することをができる唯一の方法とされる。
だが、二〇〇五年のアメリカの国民研究では、20.6%しか6-23ヶ月の子供では受け手おらず、24-59ヶ月齢で3.0-26.9%という状態である。
by internalmedicine | 2008-01-07 10:19 | 感染症