敗血症性ショックに対するステロイド:Corticosteroid Therapy of Septic Shock (CORTICUS)

潜在的な副腎機能低下を予防するため敗血症に対する少量持続はすでに有益性が担保されているのではないかと思っていた。

重症敗血症・敗血症性ショックへのコルチコステロイド:システム・レビューとメタ・アナリシス( 2004-08-27 11:33
メタアナリシス:敗血症におけるステロイドの生存率やショックへの影響は用量依存的である。( 2004-07-07 13:16


どうもまだそうではないらしい・・・ 今回のCORTICUS研究は、低容量ステロイドの広範な使用に対して正当性があるかの検討と、部分的にはcorticotropin反応性により効果が変わるかの検討である。



数十年にわたりcontroversialとなっている敗血症に対するコルチコステロイド治療(N Engl J Med 2006;355:1699-1713)Schumerの研究(Ann Surg 1976;184:333-341. )後、短期的高用量ステロイドが用いられてきた。しかしながら、その後、生存率改善を確定できる治験が得られなかった。より低容量のhydrocotisone(200-300mg/日)をより長期に用いる治療方法でショックの早期改善・生存率改善の報告が出現してきた(e.g. JAMA 2002;288:862-871. )。
corticotropinの反応が重症状態で重要なのではないかという考えが出てきて、corticotropin試験の反王制のない患者でその有益性があるという報告も出てきた(e.g. N Engl J Med 2003;348:727-734. )。

メタアナリシス(BMJ 2004;329:480-488Ann Intern Med 2004;141:47-56.)や、レビュー(Crit Care Med 2004;32:858-873. [)、ガイドライン(Intensive Care Med 2001;27:Suppl 1:S128-S134. )で、低用量ステロイドのadvpcateがまされている。推奨としては、裁定1時間の輸液・vasopressor後低血圧持続例に対してである。




Hydrocortisone for Septic Shock
N Engl J Med. vol 358:111-124 (2) Jan 10, 2008
敗血症性ショックに対するコルチコステロイドのadjuvant useの利点はまだcontroversialな問題である。国際的な他施設二重盲検プラセボ対照トライアルではhydrocortisonのadjuvant使用を500名で使用し、臨床的な有用性を見いだせなかった。
corticotropin testに反応しない患者のsubgroupにおいても同様に有益性は見いだせなかった。

by internalmedicine | 2008-01-10 08:21 | 集中・救急医療  

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